皆様は「こ食」についてご存知でしょうか?
「こ食」というと、「孤食」を最初にイメージされる方が多いかと思います。
「孤食」とは、1人で食事をすることです。
1人で食べているため、食事中の会話ができず、社会性や食事のマナーが育ちにくくなってしまうと言われています。
「孤食」はその他の様々な「こ食」を引き起こす原因となってしまうため、食に関する問題の中でも大きな問題となっています。
では「孤食」が引き起こす「こ食」にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は様々な「こ食」についてお話しさせていただきます。
①個食
家族で同じ料理を食べず、それぞれが好きなものを食べること
好き嫌いが克服されず、協調性が育ちにくくなってしまう。
②子食
子どもだけで食べること
好き嫌いが増えたり、食事のマナーを知らないまま育ってしまう。
③固食
自分の好きなものばかり食べること
同じものばかり食べ、栄養バランスが偏りやすくなってしまう。
④濃食
味の濃いものばかり好んで食べること
素材の繊細な味や香りなどを感じ取る味覚などが育ちにくくなってしまう。
生活習慣病の促進にもつながる。
⑤小食
食べる量が少ないこと
必要な栄養素が足りず、無気力になったり、代謝が悪くなったりしてしまう。
⑥粉食
パンやパスタなど粉を使った主食を好んで食べること
粉ものはやわらかいものが多く、噛む習慣がつきにくくなってしまう。
上記のような「こ食」を引き起こさないためにも、「共食」を心がけましょう!
食事中のコミュニケーションは、親が子どものことを知ることができたり、
子どもは親を見て食事の楽しさやマナーを学んだりと、発育にも影響を与えます。
毎日毎食、家族がそろって食べるのは難しいかもしれません。
しかし、1日1食だけ、休日だけでも、
家族で一緒に食べる「共食」をしてみるように意識してみましょう!