1.着色のメカニズム
2.色の濃い食べ物
2.色の濃い飲み物
3.落とし穴の嗜好品など
1.着色のメカニズム
一般的に、食べ物などで歯が着色するのは、歯の表面に色素がつくのが理由です。
歯の表面は、普段はペリクルと呼ばれるタンパク質の膜に覆われています。飲食物に含まれる色素などがペリクル(膜)に付着すると、少しずつ黄ばみ・くすみの原因となっていきます。
ですが、ペリクル(膜)は、ホワイトニングをすることで除去できます。そして12時間〜24時間かけて、再びペリクル(膜)が再生されます。そのため、ペリクル(膜)が再生されるまでのホワイトニング後24時間は、歯へ色素が沈着しやすい状態となります。
2.色の濃い食べ物
色の濃い食べ物は、着色しやすいので注意が必要です。
ーホワイトニング後の24時間は控えた方が良いものー
1)ポリフェノールが含まれているもの(ぶどう・ブルーベリー・チョコなど)
2)香辛料の色が強いもの(カレー・からしなど)
また、大豆製品(豆乳・豆腐など)もポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれているので、控えることをおすすめします。
2.色の濃い飲み物
色の濃い食べ物は、着色しやすいので注意が必要です。
ーホワイトニング後の24時間は控えた方が良いものー
1)カテキン・タンニンが含まれているもの(赤ワイン・紅茶など)
2)酸性の強いもの(炭酸飲料・レモンなど)
お茶などの飲み物は着色の原因となるので、控えることをおすすめします。
また、ホワイトニング後は膜(ペリクル)がはがれているため、歯は刺激に弱い状態です。
ホワイトニング後24時間以内は、酸性の強い炭酸飲料などの摂取も控えましょう。
3.落とし穴の嗜好品など
色が濃い嗜好品も、着色しやすいので注意が必要です。
ーホワイトニング後の24時間は控えた方が良いものー
1)口紅
2)タバコ
などの嗜好品も、ホワイトニング後は控えることをおすすめします。
口紅は、色素が着色の原因となります。
タバコの煙に含まれる微粒子も、歯に吸着されやすくなります。
うがい薬は、メーカーの公式サイトにも、「銀歯や歯科素材が変色する可能性がある」と記載されている通り、着色の要因となるので、ホワイトニング後は注意が必要です。
せっかくホワイトニングを行ってもその後着色してしまっては、効果を感じにくくなってしまいます。
24時間は嗜好品や特定の食べ物を控えて、白い歯を維持していきましょう!
栗林歯科医院 歯科衛生士 監修