マウスピース矯正(インビザライン)中、矯正の期間が長くなることがあります。
今回は、マウスピース矯正(インビザライン)矯正が延びてしまう理由についてご紹介します。
1.マウスピース矯正の治療の内容
2.マウスピース矯正の期間が長くなる理由
1.マウスピース矯正(インビザライン)の治療の内容
マウスピース矯正(インビザライン)の治療内容は、検査や型取りなどを行った後、完成したマウスピースを1日20時間〜22時間装着するだけです。
1シートは最短10日で変えることができるので、1ヶ月およそ3シート分を付け替えていきます。
また、チェックのため、月に1回の来院をお願いしています。
歯科医院に1回の来院で、30分間の治療を行います。
マウスピース矯正(インビザライン)の治療内容
1.アタッチメント(プラスチックの突起)が取れていないかのチェック
2.インビザラインが奥の歯まで、きちんとはまっているかチェック
3.写真撮影
4.X線撮影(6ヶ月に1回)
2.マウスピース矯正の期間が長くなる理由
矯正期間が長くなる理由は、大きく分けて3つです。
1)マウスピース(インビザライン)を装着し忘れてしまった
マウスピース矯正(インビザライン)は、継続して装着することで治療が進みます。
装着していないと歯が移動しない、もしくは後戻りする可能性があります。
歯が後戻りしてしまうと、インビザラインが合わなくなってしまうことがあります。
その場合は再度、歯の型を取り直し、シュミレーション後に新しいインビザラインを作成する必要があります。
新しいマウスピースが患者様のお手元に届くまでに1ヶ月程度かかってしまうので、治療期間が延びてしまう原因に繋がります。
インビザラインのシート1枚分で移動する距離は微量でも、シートを飛ばして先に進むことはできません。
それでも万が一、1日装着できなかった日があった場合は、1日多く追加してシートを装着してくださいね。
2)新たにむし歯ができた
むし歯ができてしまうと、矯正治療を中断して、むし歯治療が必要になります。
あまりにも大きいむし歯になると、インビザラインの形が合わなくなる場合があります。
そうなると再度、歯の型を取る必要があり、そこから更に新しいインビザラインが来るまで、1ヶ月程度かかってしまいます。
3)インビザラインを紛失した
インビザラインを紛失してしまった場合は、再発注後、お手元に届くまでに1~2週間かかってしまいます。
それにより、矯正期間が延びてしまう原因になります。
もし紛失してしまった場合は、速やかに当院まで連絡をお願いします。
インビザラインを紛失した場合
①当院へ連絡する(紛失したインビザラインが何枚目かをお伝えください)
②届くまで1つ前のインビザラインを使用する(歯並びがキープできる)
インビザラインは1つ1つのステップがとても大切です。
また、矯正期間を短くするためには、きちんとインビザラインを継続して、装着することが大切です。
※矯正期間は個人差があります。
矯正期間を最短にして、早く理想的な歯並びを獲得できるようにしましょう!
栗林歯科医院 歯科医師 監修