妊娠中に歯科検診を行うメリット5つ

妊娠中は身体の変化から歯周病など、お口の中の環境が悪化すると言われています。
今回は、妊娠中のお口トラブルを防ぐために歯科医院で行う、歯科検診の5つのメリットについてご紹介します。

1.むし歯を早期発見し・対処できる
2.歯周病を早期発見・対処できる
3.早産・低体重児出産の危険性が低くなる
4.自分に合った口腔ケアのアドバイスをしてもらえる
5.普段お掃除しにくい箇所のクリーニングができる

1.むし歯を早期発見し・対処できる

妊娠中は特に、積極的に薬を飲むことを控えたい、と思っていらっしゃる方も多いと思います。

痛みが出るくらいむし歯が進行してしまうと、治療の負担が大きくかかってしまいます。
また、痛み止めなどの薬の服用を避けることで、痛みを我慢しストレスがかかると、母体にも胎児にも影響が出てしまいます。
治療が長引くのを避けるためにも、早い段階でむし歯を発見して対処することが大切です。


※下の歯の白っぽくなっている所が初期むし歯です

むし歯治療についてはこちら

2.歯周病を早期発見・対処できる

妊娠中は、妊娠性歯肉炎という、歯周病になりやすくなります。
歯周病になると、
・歯ぐきが赤黒く腫れる(部分的に症状が出ることもあります)
・歯ぐきから出血しやすくなる

という症状が起こります。
重症化する前に早期発見・対処することで、歯周病トラブルが起こる前、もしくは軽度のうちに対処することができます。

妊娠性歯肉炎についてはこちら

歯周病治療についてはこちら

3.早産・低体重児出産の危険性が低くなる

妊娠中の女性が妊娠性歯肉炎(歯周病)にかかると、口腔内が健康な母親と比較して、低体重児・早産(切迫性早産)のリスクが、通常の7.5倍になるというデータがあります。
これは喫煙やアルコールが及ぼす影響(1.5~2倍)よりも遥かに高い数値と言われています。
母子ともに健康でいるには、妊娠性歯肉炎(歯周病)の早期発見・早期治療が大切です。

4.自分に合った口腔ケアのアドバイスをしてもらえる

ひとりひとり歯並びも違えば、妊娠中の体調や、歯に対する悩みも違います。
自分が今どういった状態なのかを知り、自分に合った口腔ケアの方法を歯科衛生士からアドバイスを受けることができます。

5.普段お掃除しにくい箇所のクリーニングができる

当院では妊婦検診と合わせて、クリーニング希望の方には歯のお掃除を行っています。
(妊婦検診自体は無料ですが、クリーニングを希望される場合、別途保険診療代がかかります。)

当院ではエアフローと呼ばれる機械を使って、歯の表面についた歯垢(プラーク)や着色汚れを除去します。

歯科妊婦検診についてはこちら

安定期に入った方は、ご自身とお子さんのために、ぜひ歯科検診にお越しください!

栗林歯科医院 歯科衛生士 監修

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