こんにちは。
歯科医師 栗城宏修です。
夏休みを頂き、気分もリフレッシュ♪
今年残り4ヶ月頑張っていきたいと思います!!
さて、今月のマロンブログは今僕が通っている東京SJCDレギュラーコースの5・6・7・8月に学んできたことをご報告したいと思います。
内容は
5月 プロビジョナル・レストレーション&印象採得
6月 歯周治療
7月 補綴設計の考え方
8月 矯正治療と歯周補綴治療
です。
5月のプロビジョナル・レストレーションとはみなさんがよく言う仮歯です。
プロビにはただ被せ物が入るまでの1週間仮で使う歯だけではなく、最終的に入る被せ物の形を決めたり、歯ぐきとの調和を観察したり、噛み合わせの具合を診たりと色々な用途があるのです。
今回は基本的な作製から調整までを実習で行いました。
上の奥3つが僕が作ったプロビです。
6月は2月に行った歯周外科のおさらいと遊離歯肉移植術・結合組織移植術を学びました。
上記の術式は簡単にいえば無くなった歯ぐきを他の場所からもってきて移植をし、回復させる方法です。
きれいな被せ物を入れるだけでは美しい口元はつくれません。
歯と歯ぐきの関係が非常に重要になってくるのです。
その為上記の術式が必要になる場合があります。
7月は補綴設計の考え方。
補綴とは被せ物のことです。
被せ物を作るためには、歯型を取って、模型を作って、金属やセラミックを加工してなど様々な行程があり、その間にみなさまのお口の中の状態と微妙な誤差が少なからず生じてくるのです。
それをどのようにして補正するかを学びました。
また、被せ物を支える歯は何本でダミーは何本なのか、しっかりしているか、ぐらついているのかなど多様な場合があり、その症例に対する方法なども学ぶことが出来ました。
これは被せ物の作製途中のものです。
この金属のまわりに白いセラミックが着いたものがみなさまのお口の中に入るのです。
8月は矯正治療。
矯正日には安香先生から少しでも吸収しようと日々励んでいますが、まだまだな自分…。
もっともっと精進したいです。
今回はエクストリュージョン&アップライトの実習を行いました。
エクストリュージョンとは虫歯や折れたりして頭が無くなった歯の根っこを少し歯ぐきから出してくる方法、アップライトとは斜めに傾いてしまった歯をまっすぐに直す方法です。
被せ物をする時に歯の向きや残っている歯質の厚さや高さは重要になってくるので、この方法がよく用いられます。
【エクストリュージョン】
【アップライト】
栗林歯科医院では矯正用のミニインプラントを用いますので、実際はもっと目立たない装置で行えますが、今回はスタンダードな方法で実習しました。
この8ヶ月実習模型君には色々させてもらって本当に勉強になりました。
今月からはインプラントの内容になりまして、実習模型君の役目はここで終わりとなりますが、一生の宝として今後も共に歩んでいきたいと思います。
模型君、ありがとよぉー!!!!!!!!!!!
以上、今月のマロンブログでした。
では、また第2週目にっ☆★
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