麺類は、小麦粉などの穀粉を水で捏ねて、形を整えて作られます。
中華麺を捏ねる際は、「かん水」と呼ばれる、アルカリ性の塩類が溶けた水を使います。
小麦粉とかん水を捏ねると、小麦粉に含まれる色素と反応して、黄色い色の麺になります。
小麦にかん水を加えると、弾力が増し、コシのある麺に仕上がるのが特徴です。
ちなみに、うどんなどは、かん水ではなく食塩水で捏ねられているので、白色です。
ちなみに、カップ麺や袋麺などの即席めんは、日本生まれです。
蒸した中華めんを油で揚げたのちに、乾燥させるのが一般的です。
最近は油を使わずに熱風乾燥させる方法もあります。
気になった方は「ノンフライめん」を調べてみてくださいね。
すぐに調理ができて便利な麺類ですが、単品で食べられるメニューが多く、食事のバランスが偏ってしまいがちです。
ちゃんぽんのように野菜が多く含まれているものを選んだり、サラダやスープを追加したり、肉や魚も一緒に取り入れたりして、バランスの良い食事を心がけましょう。
参考文献:
中華麺の物性におよぼすかん水の影響 阿部ら、2006
食品加工貯蔵学 東京化学同人 2016
栗林歯科医院 管理栄養士 監修