今回は、当院でできるホワイトニングについてご紹介します。
1.白さを保てる期間
2.ホワイトニングの種類の違い
3.色の後戻りを防ぐために行うこと
1.白さを保てる期間
A.一度ブリーチシェードまで明るくなった歯は、一生色戻りしません。
上の写真はシェードガイドといい、歯の色見本です。
右にいくほど暗く、左にいくほど明るい色に20段階に分かれています。
その中でも特に明るい左の4色(W0.W1.W2.W3)が陶器のように白いブリーチシェードと言われる色です。
日本人の平均の歯の色は、A3.5と言われています。
A3.5からブリーチシェードになるまでに、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをどちらも行った場合、最低でも約3ヶ月程度かかります。
一度ブリーチシェードまで明るくなった歯は、内部の黄ばみが抜けた状態なので、元の歯の色まで戻ることはありません。
2.ホワイトニングの種類の違い
オフィスホワイトニングと、ホームホワイトニングの違いは下記の通りです。
1)オフィスホワイトニング
・種類:歯科医院で行うホワイトニング
・方法:歯の表面に薬剤を塗布し、光を当てて白くする
・特徴:即効性があり、すぐ白くしたい方向き
痛くない、しみない
寝ている間におわる
・欠点:オフィスホワイトニングのみでは色戻りがある
白さを維持するために何度も通う必要がある
・通院回数:1回~
・料金:1回(60分)¥23,100(税込)
※回数券やコースのご契約で料金が変わります
※保険適用外
2)ホームホワイトニング
・種類:自宅で行うホワイトニング
・方法:オーダーメイドのマウスピースに薬剤をいれ、1日30分~2時間装着する
・特徴:食事以外いつでもどこでもできる(通勤、入浴中など)
内部の黄ばみまで作用するので色戻りしにくい(ブリーチシェードまで明るくできる)
・欠点:時間がかかる
・通院回数:2~3回
・料金:スタートセット¥38,500(税込)
※保険適用外
3.色の後戻りを防ぐために行うこと
1)オフィスホワイトニングのみの場合
オフィスホワイトニング終了後、2ヶ月~3ヶ月に1度のメインテナンスでクリーニングと色のチェックをします。そこで、色味が暗くなってるようでしたら、再度オフィスホワイトニングをすることをおすすめします。
色味を下げない方法としては、少しでも薬剤を歯に作用させていることが必要です。
・お家で行うホームホワイトニングを行う
・過酸化水素入りの歯磨きジェルを使用する
当院では色戻り防止セットをご用意しております
2)ホームホワイトニングを行った場合
ホームホワイトニングの場合は、終了1ヶ月後に3日間連続で行い、後は3ヶ月に1回3日連続で行えば、気になるほどの再着色は起こらないというデータがあります。
(参考文献:Clinical Tooth whitening 北原信也著)
元の歯の色までは戻りませんが、多少の色味の変化があった場合、3日間継続してホームホワイトニングを行ってください。そうすることで、一度ブリーチシェードまで明るくなっている歯はホワイトニング終了時の色を維持することができます。
3)それ以外に気をつけること
歯を明るく見えるようにするには、歯の外側の沈着物をなくしておくことも必要です。そうすることで、ホワイトニングの薬剤の効果を促進することもできます。
歯の外側の沈着物(コーヒー、タバコのヤニなど)はホワイトニングで落とすことはできないので、2ヶ月~3ヶ月に1度のクリーニングが必要になります。
歯医者で行う際も、ご自宅で行う際も、まずは歯科医院への来院が必要です。
ホワイトニングに悩んだら、まずはお気軽に「ホワイトニングに興味がある」とご連絡くださいね。
栗林歯科医院 歯科衛生士 監修