体の骨格と同じように、顔の骨格もタイプがあります。
今回は、顔の骨格のタイプを3つご紹介します。
骨格の違いで、下記が違ってきます。
・歯の形状
・食べ物の噛み方
・噛む筋力
骨格タイプは主に3つあります。
1.ブラキフェイシャル(短顔型)
ブラキフェイシャルは、顎が角ばっているのが特徴です。
こちらの骨格の方は噛む力が強いので、矯正治療で歯が動きにくいです。
また、矯正治療を行う際に、非抜歯で矯正を行うことが多いです。
このような方は、下顎の骨が太く、食べ物を噛み砕く筋肉も太いため、噛む力が強いです。
デメリットとして、歯のすり減りも大きく、歯が平坦な形になりやすいです。
そのため、食べ物を噛み砕く効率が悪くなり、咀嚼に強い力が必要になってしまいます。
2.メゾフェイシャル(中顔型)
メゾフェイシャルは、ブラキタイプ・ドリコタイプの中間の骨格です。
こちらの骨格の方は、食べ物を噛み砕く筋肉・噛む力も平均的です。
3.ドリコフェイシャル(長顔型)
ドリコフェイシャルは、顎がほっそりしているのが特徴です。
こちらの骨格の方は、出っ歯や八重歯の矯正治療で4本抜歯するケースが多いタイプの骨格です。
このような方は、下顎の骨が細く、食べ物を噛み砕く筋肉もほそため、噛む力が弱いです。
そのため、顎関節症になりやすい傾向があります。
顔の骨格は「セファロ分析」という一般歯科医院にはない、矯正歯科用の特殊なレントゲンを使用して分析を行います。
セファロ分析では
・骨格タイプ
・噛み合わせの角度
・噛み合わせの平面
などを調べることができます。
料金:¥5,500(税込)
※矯正治療を行われる方は、別途精密検査が必要になります。
顔の骨格が分かると、治療方針を立てる時の指標となり、患者さまの状態にとってより理想的なものに近づけやすくなります。
ご興味がある方は、お気軽にご相談くださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修