1.歯医者に行くタイミング
2.歯医者で抜歯した方が良いケース
3.乳歯を抜歯しない方が良いケース
1.歯医者に行くタイミング
乳歯がグラグラしてきた時は、歯医者に行った方が良い場合があります。
ご自宅で歯を抜く前に、歯科医院に相談することがベストです。
歯科医院に相談するメリットは2つです。
1)歯科医院で行う抜歯で、感染のリスクが減る
当院では滅菌した器具で乳歯の抜歯を行っていますが、ご自宅で行うとバイ菌の感染リスクがあったり、歯の根っこが残ってしまう可能性があります。
もし、ご家庭で抜歯を行う場合には、その前に手洗いや消毒をしっかり行いましょう。
2)お子様の将来的な歯並びを含めて相談ができる
将来的に歯並びがどうなるのか、歯科医院で審査診断を行うとリスクを減らすことができます。
2.歯医者で抜歯した方が良いケース
お子様の中には、歯医者で乳歯を抜歯した方が良い場合があります。
理由は、将来的に歯並びを悪くなる可能性があるためです。
歯科医院に相談し、抜歯することをおすすめします。
1)乳歯の下に永久歯が見えている時
2)永久歯が変なところから生えてきた時
3)乳歯の歯根の一部が残ったままになっている時
4)乳歯が深い虫歯で抜けない時
5)片側だけ抜けて反対側がなかなか抜けない時
6)乳歯が癒合歯の時(2本がくっついて1本になっている歯)
3.乳歯を抜歯しない方が良いケース
お子様の中には、次に生えてくる永久歯がないことがあります(先天性欠如)。
先天性欠如の場合、乳歯は永久歯の代わりにできるだけ長い間抜かずにとっておきたいので、歯の生え替わりの時期が来たという理由だけで抜歯するのはおすすめできません。
先天性欠如かどうかは、歯科医院のX線で調べることができます。
生えてくる永久歯があるかを、しっかり診てもらいましょう!
栗林歯科医院 歯科医師 監修