今回は、麻酔後の食事をして良いかどうか、など麻酔後の注意点についてご紹介します。
1.麻酔後の食事は要注意
2.お子さんが麻酔をした場合の注意点
1.麻酔後の食事は要注意
当院では、麻酔後の食事は控えていただくよう、ご案内しています。
理由は、麻酔が効いていると、お口の中の感覚が鈍くなるためです。
食事してNGというわけではありません。
ですが、
・誤ってお口の中を噛んでしまっても気付かない
・熱いものを食べてやけどしても気付かない
などが起こる可能性があります。
麻酔をした後は、治療した場所の付近の感覚が鈍っていたり、感覚がないため、誤って粘膜を噛んでしまい、噛んだことに気付かないことが多いです。
このようなことが起こると、麻酔が切れた後に痛みの原因になることもありますから、食事をすぐに行う必要がないのであれば、麻酔が切れるまで待つことをおすすめします。
2.お子さんが麻酔をした場合の注意点
小さいお子さまの場合、麻酔が効いてて感覚がないことが気になり、掻きむしったり、噛んだりすることがあります。
麻酔が切れたあとに痛みを訴えたり、治療したところが腫れたりすることがあります。
特に、麻酔が治療の部位の周辺にまで及んでることで、唇を噛んだりしても痛みがないことからかなり強く噛み締めてしまうことがあります。
そのため、お子さまの場合は、噛み締めてしまったことが理由で大きく腫れてから気付き、治療した次の日に急患で診るようなケースもたまにあります。
お子さまの治療の後は、麻酔が切れるまで注意して見守りましょう。
そのようなことにならないためにも、麻酔中の食事は控えることをおすすめします。
麻酔の効果は、お子さまは1~2時間、大人で1~3時間程度です。
お子さまが麻酔をする場合は、あらかじめ食事の時間も考え、治療後にお腹が空かないタイミングで歯医者を予約することで、スムーズに治療を受けていただきやすくなったりすることが可能です。
治療について・ご予約に関してなど、ご不明点があれば、ぜひ栗林歯科医院にご相談くださいね。
栗林歯科医院 歯科医師 監修