今回は、毎日のケアが効率的に行えるようになる、歯みがき指導(TBI)についてご紹介します。
大人になってまで歯みがき指導って必要?と思われる方もいらっしゃると思います。
歯ブラシ指導は、歯科衛生士から「1人1人の歯並びに合った歯みがきの内容」をお教えすることです。
歯磨き指導でどんなことを行うか、歯磨き不足の見た目も一緒に見ていきましょう!
1.歯みがき指導(TBI)でレクチャーすること
2.歯みがき不足の見た目って?
1.歯みがき指導(TBI)でレクチャーすること
歯並びは1人1人個性があり、全く違います。
一口に歯みがきと言っても、何通りもの方法があります。
例えば、歯周病の患者さんで、歯と歯の間に隙間がある場合、歯ブラシを使っても歯の隙間の歯垢(プラーク)を完全に除去することはできません。
当院では、歯科衛生士がその方に適した歯ブラシの方法をレクチャーしています。
歯みがき指導で実際に、歯科衛生士からレクチャーすることは下記の内容です。
・お口のバイ菌の量を測る(BOP・PCR)
・その人の歯並びにあった歯の磨き方(凸凹した部分の磨き方・磨く力の強さなど)
・その人に合った歯ブラシの選び方(毛のかたさ・毛先の形状など)
・歯みがきの補助器具のご提案(フロス・歯間ブラシ・タフトブラシなど)
歯磨き指導はまず、お口の中のバイ菌の量を測ります。
目標値はバイ菌の量が15%以下です。
15%以下になると、病気(むし歯・歯周病)になりづらくなります。
当院では、バイ菌の量が15%以下になるように、歯科衛生士が歯みがき指導をします。
最後に、機械を使ってお口の中をクリーニングしてバイ菌・歯石・着色を取り、歯みがき指導は終了です。
2.歯みがき不足の見た目って?
歯磨き不足かどうかは、染め出しを行うとすぐ分かります。
それがこちらです。
当院では、染め出し液プラークチェックジェルBRをおすすめしています。
この染め出し液の特徴は、バイ菌が2色に分けて染まるところです。
紫色と青色に染まっているのが、磨き残したバイ菌です。
※染め出し液は当院でも販売しているので、ご興味がある方はスタッフにお声掛けくださいね
色の違いは、
・付着して数分後の新しいバイ菌は紫色
・72時間以上、付着してから時間が経ったバイ菌は青色
です。
このバイ菌が残らないよう、歯科衛生士が、みなさんの歯みがき指導をしています。
バイ菌を残してしまうと、むし歯・歯周病の原因となってしまいます。
歯みがきは、自分の健康を守ることができる大切な習慣です。
染め出しを使うと、実際にバイ菌が目で見ながら確認できるので、おすすめです。
「日本歯科大学歯周病学講座」でも推奨されている方法なので、ぜひ試してみてくださいね!
実際に歯みがき指導を受けた方で、お口の中の環境が改善された方はたくさんいます!
ご興味があったら、ぜひ当院に一度お越しください!
栗林歯科医院 歯科衛生士 監修