今回は、お子さまの矯正治療に、必要不可欠なものをご紹介します。
1.お子さまの矯正に必要不可欠なもの
2.矯正を行うベストなタイミング
矯正治療は、ご両親や歯科医師の先生だけでなく、何より、本人の協力が不可欠です。
一般的に使われる、小児矯正装置の装置のトレーナーやムーシールドは3歳から始めることがベストですが、当院で矯正治療を始められるのは、お子さまの協力が得られた場合です。
↑ムーシールド着用例
装置を口に入れておくことができなければ、どんなに優れた装置も、何の役割も果たしません。
本人が嫌がって装置を着けなければ治療は進まないので、一概に始めた方が良い年齢と、開始時期が、同時期になるとは限りません。
当院では、小児矯正を行う前に、下記を確認しています。
・本人が治療に協力しようとしている
・本人のやる気がある
・本人が歯並びを治したい気持ちがある
・本人が歯ブラシがしっかりできる
上記に1つも当てはまらない場合は、矯正治療を開始するタイミングは、まだ少し先と考えた方がいいかもしれません。
2.矯正を行うベストなタイミング
受け口や出っ歯などの不正咬合と言われる噛み合わせの場合は、3歳から矯正治療を始めることがベストです。
受け口(反対咬合)
出っ歯(上顎前突)
それ以外の場合は、自分のイメージした事ができるようになる(歯ブラシがしっかりできる)8~9歳から始めるのがベストです。
矯正治療をすぐに始めなくても良い噛み合わせの場合は、6歳・8歳・10歳の年齢に達した際に、その都度、矯正治療が必要か見極めていきます。
矯正治療を始めるタイミングはまだ先かなと思っても、まず3歳までに一度、歯科医院でご相談ください!
現状把握をした上で経過観察をする場合は、検診も兼ねて、3~6ヶ月おきに歯科医院で成長経過を診てもらうことをおすすめします。
栗林歯科医院 歯科医師 監修