毎日の子育てお疲れ様です。仕上げ磨きや食事管理、悩みは尽きませんよね。
ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、最後に待っているのが「歯磨き」の時間。「もう寝たいのに、子供が口を開けてくれない…」なんてため息をつきたくなる夜も、きっとありますよね。
今日は、そんな毎日頑張るお母様、お父様へ、私たち歯科医師から少しだけ大切なお話をさせてください。
「乳歯はどうせ抜けるから」は間違い?永久歯への大きな影響
診療室で親御さんとお話ししていると、時々「乳歯はどうせ抜けてしまうから、虫歯になってもそこまで気にしなくても平気ですよね?」というご質問をいただくことがあります。
お気持ちはとてもよく分かります。いずれ生え変わる歯に、そこまで神経質にならなくても…と思ってしまいますよね。
でも、実はここには大きな落とし穴があるんです。
乳歯の時期に虫歯をたくさん作ってしまうお子様は、お口の中の「虫歯リスク」そのものが非常に高い状態にあります。
残念ながら、乳歯が抜けたからといって、そのリスクがリセットされるわけではありません。お口の中の細菌バランスや生活習慣がそのままだと、せっかく生えてきたピカピカの大人の歯(永久歯)も、あっという間に虫歯になってしまうことが多いのです。
「未来の永久歯を守るための準備期間」として、乳歯のケアを一緒に考えていきましょう。
虫歯は「おやつ」で決まる?意外と知らない食習慣のリスク
「甘いものは控えているはずなのに、なぜか虫歯ができてしまう…」
そんな時に見直していただきたいのが、食べる「量」よりも「食べ方」です。
特に注意が必要なのが、テレビを見たり、勉強をしたりしながらの「ダラダラ食べ」です。お口の中に常に食べ物がある状態が続くと、歯を溶かす時間が長くなり、虫歯のリスクが一気に跳ね上がります。
また、意外な落とし穴なのが飲み物です。
熱を出した時などは別として、日常的にスポーツドリンクや乳酸菌飲料をお水代わりに飲んでいませんか?「体に良さそう」というイメージがあるかもしれませんが、実はこれらには多くのお砂糖が含まれています。
ここだけの話、私たち歯科医師が考える一番の対策は、「お家に買い置きをしないこと」です。
冷蔵庫にあれば、お子様はどうしても飲みたくなってしまいますし、我慢させるのも一苦労ですよね。
「喉が渇いたらお水かお茶!」というルールを自然にするために、まずはお買い物のカートに入れるものを少しだけ見直してみることから始めてみませんか?
強い歯を育てる味方!フッ素塗布のすすめ
「毎日歯磨きしているのに、どうして虫歯になるの?」
そう悩んでいる方に、ぜひ取り入れていただきたいのが「フッ素」の力です。フッ素は歯の質を強くし、初期の虫歯を修復してくれる、いわば「歯のボディガード」です。
ご家庭でのケアで、私が皆さんにお願いしたいルールは2つだけです。
1つ目は、タイミングと回数です。
「1日2回」はフッ素入りの歯磨き粉やジェルを使いましょう。特に「寝る前」は必須です。寝ている間は唾液が減り、お口の中が無防備になるため、ここでフッ素を効かせておくことが非常に重要になります。
2つ目は、少し驚かれるかもしれませんが「うがいは0回」にすることです。
歯磨きの後、お口の中に残った泡や唾液をペッとはき出すだけで終わりにして、コップの水でゆすぐのは控えてください。
「えっ、気持ち悪くない?」と思われるかもしれませんが、ゆすいでしまうと、せっかく歯についたフッ素が水と一緒に流れてしまい、効果が激減してしまうのです。
「寝る前にフッ素を残す」ことを意識して、今日から習慣を変えてみてくださいね。
毎日の戦いに終止符を!歯科医師が教える「仕上げ磨き」のコツ
お子様が仕上げ磨きを嫌がると、どうしても力が入ってしまったり、「早く終わらせなきゃ」と焦ってしまったりしますよね。
仕上げ磨きで最も大切なポイントは、歯の表面をゴシゴシこすることよりも、「歯と歯茎の境目(キワ)」にブラシを当てることです。
ここに汚れが溜まりやすく、虫歯のスタート地点になりやすいからです。
鉛筆を持つように軽くブラシを握り、力を入れすぎずに優しく小刻みに動かしてあげてください。力が強すぎると痛くて余計に嫌がってしまう原因にもなります。
そして最後に、どんなに仕上げ磨きを頑張っていても、お家でのケアには限界があります。
だからこそ、「定期的に歯医者さんでチェックを受けること」が必須です。
私たちプロの目で、磨き残しがないか、小さな虫歯が隠れていないかを確認させてください。早期発見ができれば、痛い治療をすることもありません。
「ちゃんと磨けているか自信がない…」
そんなお母様こそ、私たちを頼ってください。浦安院では、お子様一人ひとりに合わせた磨き方のアドバイスも行っています。
お子様の歯を守るために、まずは一度ご相談ください。
いかがでしたでしょうか。
毎日のことだからこそ、完璧を目指しすぎると疲れてしまいます。まずは「うがいを減らす」「ジュースを買い置きしない」といった小さなことから始めてみてください。
そして、困ったときはいつでも浦安院にいらしてください。
お子様が笑顔で通えるよう、スタッフ一同、温かくお迎えいたします。
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