歯ブラシをしたときに、お口の中から出血するには以下の原因が考えられます。
①歯ぐきが腫れている
②力強く歯ブラシをしている
③詰め物が古くなっている
④全身疾患がある
⑤むし歯がある
今回は『歯ぐきが腫れている』という状態についてご紹介します。
1.歯ぐきの色チェック
2.歯ぐきから血が出た時の対処法
3.歯ぐきから血が出る理由
1.歯ぐきの色チェック
鏡の前で口を大きく、横に歯ぐきが見えるくらい開いた時に、歯ぐきが見えると思います。
健康的な歯ぐきは薄いピンク色です。
それ以外の色をしていたら、おそらく歯ぐきが腫れて、歯ブラシの時などに出血が見られることがあるのではないでしょうか?
2.歯ぐきから血が出た時の対処法
歯ぐきから血が出た時の一番のおすすめは、かかりつけの歯医者に行って診てもらうことです。
すぐに歯科医院に行けない場合は、その間は日々の歯ブラシを優しく丁寧に、歯ぐきをマッサージをするように歯ぐきを磨くを意識して、毎日の歯ブラシを行いましょう。
2週間ほどすると、少し改善することが多いです。
3.歯ぐきから血が出る理由
歯ぐきから血が出る理由は、炎症が関係しています。
お口の中は、常にばい菌にさらされています。
歯と歯ぐきの間に溝があり、この溝を好むばい菌がいます。
そのうちのばい菌の1つを歯周病菌と言います。
歯周病菌は空気を嫌うばい菌です。
歯と歯ぐきの間の溝に住みつき、どんどん仲間を増やしていきます。
これを抑制するのが自己免疫です。
自己免疫が歯周病菌と戦っている時に、炎症が起こり、歯ぐきから血が出てくるのです。
歯ぐきから血が出るのは、
・身体が私たちに送るSOSのサイン
・ばい菌が溜まっているサイン
・歯ブラシ不足のサイン
・歯医者さんに行く必要があるサイン
です。
毎日の歯みがきで、このサインを見逃さないようにしましょう。
栗林歯科医院では、3ヶ月ごとの定期検診をおすすめしています。
体からのSOSのサインを見逃さないためにも、歯科医師と歯科衛生士のプロの視点で、プロフェッショナルケアの受診をおすすめします。
栗林歯科医院 歯科衛生士 監修