A.「高血圧」「集中力の低下」「大食いや早食い」になる可能性があるからです。
詳しくは、下記でご紹介します。
高血圧のリスク
人は、空腹状態だと体はストレスを感じます。
そして、人はストレスを感じると血圧が高くなります。
そのため、朝食を摂らないことが高血圧のリスクにつながります。
また、朝食を摂ると、血圧の上昇を防ぐこともできます。
高血圧は様々な病気の原因になるので、朝食の欠食は脳卒中(高血圧が原因で起こる病気で脳の血管が破れる)のリスクを上げることも報告されています。
集中力の低下
朝食の欠食は脳のエネルギーが不足するため、集中力の低下につながります。
実際に、朝食の摂取頻度と学力(正答率)が関係しているとも報告されています。
ちなみに、脳のエネルギーになるのは糖質であるため、糖質を摂ることがとても重要です。
大食いや早食いのリスク
朝食を摂らないと空腹時間が続くため、早食いや大食いをしやすくなります。
大食いや早食いが続いてしまうと、肥満や糖尿病といった生活習慣病になるリスクが高まります。
空腹状態でごはんを買いに行くと、何でも食べられるような気がして買いすぎる経験をしたことはありませんか?
食べ過ぎを防ぐためにも、日々の朝食は大切です。
朝食をワンランクアップするために
朝食は主食・主菜・副菜の揃ったものがベストですが、朝からご飯を食べられない方や忙しい方もいらっしゃると思います。
・食べやすいものを見つける
・食品を組み合わせる
・主食・主菜・副菜を揃える
・会話を楽しみながら食事する
上記のように無理のない程度に、少しずつ朝食をランクアップしていきましょう♪
〈参考文献〉
①国立がん研究センター 朝食の欠食と脳卒中との関連について
②文部科学省「全国学力・学習状況調査」(平成30年度)
③データバンク 朝食欠食と生活習慣病
④広報かしわざき「朝食を食べていますか?」
栗林歯科医院 管理栄養士 監修