白い歯ですが、実は3層構造でできています。
一番表面の部分は、エナメル質です。
ハイドロキシアパタイトという硬い組織でできています。
エナメル質は半透明で、歯が白く見えるのはその下にある乳白色の象牙質が透けて見えるからです。
歯の真ん中は、象牙質です。
エナメル質と比べると、やわらかく弾力性があります。
万が一、エナメル質が欠けた時に、全体の破損を防げるような柔軟性があります。
歯の一番内側にあるのが、歯髄です。
歯髄は、歯に栄養を送る神経や血管が通っています。
そのため、歯は、歯髄から栄養をもらい、健康な状態をキープしています。
むし歯の時に、しみたり痛くなるのは、むし歯が奥まで達してしまって神経を刺激しているからです。
痛みが出る前に、早期発見・早期治療を行いましょう!
歯医者が教える歯のQ&A大全
(著者 古谷航/ 発行 株式会社クロスメディア・パブリッシング)
栗林歯科医院 歯科医師 監修