A.ppmは単位で、Parts Per Million(パーツ・パー・ミリオン)の頭文字をとったもので、100万分のいくらかという割合を表しています。
パーセント(%)より、さらに細かい単位のことを言います。
フッ素は、ばい菌で溶けかかった歯の表面に塗ることで歯の表面を修復する働きがあります。
この修復する働きを、再石灰化と言います。
初期段階のむし歯の場合は、フッ素を塗布して再石灰化を促すと、元の状態に戻ることがあります。
また、フッ素は、ばい菌が発生させる酸の量を抑制する働きもあります。
フッ素は、
・歯科医院で定期的に塗布する
・自宅でフッ素配合の歯みがき粉などを使う
を行うことで歯に塗布することができます。
ただ、フッ素の単位のppmで表すと、
・歯磨き粉のフッ素濃度の平均は500〜1,500ppmF
・歯科医院のフッ素は主に9,000ppmF
と、濃度が異なります。
高濃度のフッ素は、歯科医院でしか取り扱いができないので、普段の歯みがきでフッ素を利用しつつ、歯科医院に定期的に通いながら、高濃度のフッ素を塗布してもらいましょう。
お気軽にご相談くださいね。
歯医者が教える歯のQ&A大全
(著者 古谷航/ 発行 株式会社クロスメディア・パブリッシング)
栗林歯科医院 歯科医師 監修