A.フッ素は、歯に良いです。
フッ素の効果として、下記のものがあります。
1)歯の質を強くする
フッ素は、酸に対して強くする働きがあります。
2)むし歯菌の活動を抑える
フッ素は、むし歯菌が酸を作ることを抑制する働きがあります。
歯は酸によって溶けてしまいますが、その酸を作ることが抑えられるので、歯が溶けにくくなります。
フッ素は、大人も子どももどちらに対しても効果があります。
大人の場合は、歯ぐきが退縮してしまい、歯の根っこが露出してきてしまった場合や、被せ物と歯との境目が多い場合など、大人の歯に対しても有効です。
また、歯の予防の目的でフッ素を使う場合、フッ素入り歯みがき粉、フッ素洗口剤、3ヶ月に1回の歯科医院でのフッ素塗布などを使用しても、規定の量を使用している分には、フッ素が過剰になる心配はありません。
フッ素は、一度使って終わりではなく、長期的に、継続して使用することで初めて予防ができます。
フッ素を日々の歯みがきの中に取り入れて、予防を行っていきましょう。
<参考文献>
監修:井上裕子/田村康治・編著:池田市歯科医師会 母親Q&A検討委員会
クインテッセンス出版株式会社
歯育て支援Q&A お母さんたちから194の質面に答えて
栗林歯科医院 歯科医師 監修