A.最悪の場合は、死に至ることもあります。
詳しくは下記でご紹介します。
1.むし歯で亡くなった方
2.むし歯で死ぬ理由
3.むし歯を放置すると起こる症状
1.むし歯で亡くなった方
イタリアのシチリア島・パレルモの18歳女性が、身体の異常を訴え病院に運び込まれました。
ですがその1週間後、容態が悪化して亡くなりました。
大昔のことではなく、意外にも最近の2014年の実話です。
この方は貧困で歯の治療をするお金がなく、長い間むし歯を放置していて、それが亡くなった理由でした。
2.むし歯で死ぬ理由
亡くなった女性は、【敗血症】を起こしたことが直接的な死亡の原因です。
ですが、そもそもの原因は、歯の炎症が肺に転移してしまったことでした。
歯が痛いのを放置すると、お口の中にいるばい菌が歯に到達し、そしてやがて顎の骨髄にも侵入(骨髄炎)します。
そのばい菌が血液に乗って全身に回り、身体の抵抗力がばい菌に負けてしまうという病気です。
3.むし歯を放置すると起こる症状
むし歯を放置すると下記のような症状があります。
1)口臭がひどくなる
むし歯を放置すると、歯の神経が壊死して腐敗し、口臭がひどくなることがあります。
また、むし歯が進行すると膿が溜まります。
さまざまなお口の中の不衛生な状態で、口臭が発生することがあります。
2)歯が痛くなる
むし歯が進行して、歯の神経まで進行すると、痛みが出るようになります。
噛んだ時にも痛かったり、何もしなくても痛い、などの症状出て、最後には痛みを感じなくなることがあります。
歯の神経が破壊されるためです。
3)歯ぐきが腫れる
むし歯が進行して重症化すると、歯ぐきが腫れることがあります。
ばい菌が歯の神経がある根管から、歯の根っこの先に到達すると、歯の根っこの先が化膿します。
化膿がさらに広がると、顔が腫れてしまうこともあります。
たかがむし歯1本、と思いがちですが、取り返しのつかないことになる前に、まずは相談でお問い合わせくださいね。
栗林歯科医院 歯科医師 監修