テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系という抗生剤を永久歯が形成される段階(3歳〜6歳頃)で飲むと、副作用として歯の変色が起こります。
歯の変色は、歯がしま模様になったりします。
病気ではありませんが、見た目を気にする方もいらっしゃいます。
テトラサイクリン系の抗生物質で歯が変色してしまう理由は、元々黄色みを帯びたテトラサイクリンが、歯の内部の象牙質という部分のカルシウムと結合して、色素が沈着してしまうからです。
それが紫外線が当たることで、色が濃くなります。
テトラサイクリン歯の治療法は、セラミックを上から被せる方法です。
ラミネートベニアというセラミックを被せる方法では、そのまま入れてしまうと、元の歯の色が透けてしまうため、色の補色関係で補綴物で色が透けて影響しないようにすることもできます。
ホワイトニングは部分的に白くなってしまうこともあるので、程度によってはおすすめできません。
テトラサイクリン歯にならないためには、永久歯が作られている段階でテトラサイクリン系の抗生物質を摂取しないことです。
お困りごとがあったら、お気軽にご連絡くださいね。
栗林歯科医院 歯科医師 監修