Q.舌についている白っぽいものは綺麗に取れる?

A.舌磨きを行うと改善する可能性があります。
詳しくは下記でご紹介します。

1.舌の白いものの正体
2.舌苔ができる原因
3.舌みがきのリスク
4.舌みがきのポイント

1.舌の白いものの正体

舌の白いものは舌苔(ぜったい)と呼ばれ、白っぽいものは、ばい菌や食べかす、はがれた粘膜などが舌の表面に付着してできた、白い苔状の塊です。

歯と同じように優しく舌みがきを行うことで、舌苔が取れる可能性があります。

舌みがきのリスク・ポイント

2.舌苔ができる原因

舌苔ができる原因は、いくつかあります。

1)舌みがきが足りない

舌磨きを行うことで改善できる可能性があります。

2)お口の中が乾燥している

お口の中が乾燥していると、ばい菌が増えやすく、菌が落ちにくい原因になることがあります。

3)唾液が少ない

唾液が少ないと、お口の中の食べかすやばい菌を落としにくくなるので、ばい菌が舌についたままで、舌苔ができやすくなります。

4)抗生物質を服用している

抗生物質を服用していると、お口の中の常在菌が変わり、ばい菌が繁殖しやすくなることがあります。

3.舌みがきのリスク

舌みがきを行うこと自体は良いのですが、舌の表面はとてもデリケートです。

舌みがきの回数・力加減によっては舌を傷つけてしまう可能性があります。
そのため、舌みがきの回数があまり多い状態はおすすめできません。

舌みがきは1日1回を目安にして、舌を3回こする程度の回数を推奨しています。

舌の表面には、味蕾(みらい)という味を感じるための器官がたくさんあります。
舌みがきは、口臭の原因の1つでもある舌苔を落とすために行いますが、何度もゴシゴシ擦ると傷つけてしまうため、やりすぎは注意が必要です。

4.舌みがきのポイント

舌みがきを行う際のポイントは、下記の3つです。

1)鏡を見て優しく磨く

舌を傷つけてしまわないように、鏡を見ながら優しく磨きましょう。

2)舌みがき専用のブラシなどを使用する

舌ブラシは、ドラッグストアなどで専用のブラシを入手しましょう。
磨く際に、クリーニングジェルの併用をするのもおすすめです。

3)1日1回を目安に行う

無理にキレイにせずに、舌を優しく3回こする程度にしましょう。
舌苔は1回の舌みがきでは落ちないこともあります。
ですが、舌を傷つけるため、無理に何回もゴシゴシするのはNGです。

舌みがきの正しい方法を知りたい方は、歯科医師・歯科衛生士にご相談くださいね。

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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