Q.子どもの矯正はいつから始めればいい?

A.矯正した方が良い歯並びの場合は、3歳~遅くても11歳(小学校低学年)までに治療を開始することをおすすめします。
詳しくは下記でご紹介します。

1.小児矯正を始められる年齢
2.小児矯正を行なった方が良い歯並び
3.矯正治療した方が良い理由

1.小児矯正を始められる年齢

小児矯正は、トレーナー・ムーシールドという装置をつけて、3歳から始めることができます。

ですが、実際に始められるのは、お子さまの協力が得られた場合のみです。
その理由は、矯正治療は、本人の協力とやる気が不可欠だからです。
ご両親や歯科医師の先生の頑張りだけでは、矯正治療は行うことができません。

親主導で早い年齢で無理矢理やり始めてしまうと、治療のやる気がなくなったり、痛みで矯正治療が嫌になったり、うまくいきません。
装置を口に入れておくことができて、本人が協力的な場合のみ、3歳から矯正治療を始められます。

2.小児矯正を行なった方が良い歯並び

矯正を行うかどうかの判断は、小さい頃から噛み合わせに問題があると分かった場合は、早期に小児矯正を行った方が良いです。
主に、噛み合わせに問題がある歯並びは、
1)出っ歯
2)受け口の2つです。

上記の歯並びに当てはまる場合は、上記に記載した通り、3歳~遅くても11歳(小学校低学年)までには、矯正治療を開始することをおすすめします。

3.矯正治療した方が良い理由

矯正した方が良い歯並びの中でも特に受け口は、早急に治療することをおすすめします。

理由は、受け口は骨自体が反対になっています。
上顎が外側にあるのが正しい位置ですが、受け口の場合は、下顎が上顎よりも外側に出てしまっていて、そのまま自然に改善することが難しいからです。

上顎の成長は3歳〜10歳頃まで、下顎の成長は16歳〜18歳頃までと言われています。
通常の歯並びだと、10歳頃までに上顎の成長が止まり、下顎の成長がストップします。

ですが、受け口をそのまま放置すると、ストッパーとなる上顎の歯が下顎を覆っていないため、成長が止まらずにどんどん下顎が前に出てきてしまいます。
顎の成長がコントロールできる時期に矯正治療を始めることで、成人矯正を行うときに抜歯の可能性を少なくし、将来の抜歯の可能性を減らすことができます。

お子さんが受け口の場合は、「3歳・6歳」までには必ず歯科医院で検査を行い、その後、上顎が成長段階である「3歳〜10歳まで」に歯並びを治療しましょう。

また、早く矯正を始めた方が良い理由はもう1つあります。
それは、お子さんは顎の成長がまだ行われている最中だからです。

成人の方とは違い、お子さんの場合は骨がまだ成長しきっていないため、柔らかい状態です。その時期だと、顎の成長過程に合わせて、より適切な治療が可能となります。

その他、噛み合わせは細かく分けるとたくさんあります。
矯正をするかどうかは、骨格的なもの含めた、
・矯正が必要かどうか
・歯の並び方だけを矯正すれば良いのか
の診査診断が重要となります。

お子さんの歯並びが気になっている方は、ぜひ一度、無料矯正相談にお越しください!

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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