A.親知らずを抜歯した後の穴に入った食べかすは、放置して大丈夫です。
理由は、下記でご紹介します。
1.親知らず抜歯後の食べかすを放置する理由
2.親知らず抜歯後の歯みがき方法
1.親知らず抜歯後の食べかすを放置する理由
抜歯をすると、抜歯した穴に血液(血餅)が溜まります。
その後、約半年ほどかけて抜歯した部分の歯ぐきや骨が作られていきます。
この血液によって、食べかすにバイ菌が付着していても、バイ菌が傷の中に入りません。
そのため、抜歯穴に入った食べかすは、放置して問題ありません。
しかし逆に、食べかすを取ろうとして無理に触ったり、強いうがいをすると血液が溜まらずに「ドライソケット」という状態になることがあります。
ドライソケットになると、ズキズキとした痛みが出てしまいます。
そのため、無理して食べかすを取ろうとするのは禁物です。
2.抜歯後の歯みがき方法
抜歯後の箇所をみがく時は、「親知らずを抜歯した部分は触らない」ことが大切です。
無理して触るとさらに傷ができてしまい、血が出てしまうこともあるからです。
傷ができる防止のためにも、抜歯した隣の歯は「柔らかい歯ブラシ」を使って、優しく磨きましょう。
また、抜歯した後の数日間、腫れや痛みがある時には、マウスウォッシュがおすすめです。
(外科処置後などにもおすすめです)
マウスウォッシュを使用することで、全く磨かない状態よりは歯垢(プラーク)が付着しにくいので、ばい菌による感染予防にもなります。
当院では、「モンダミンHABITTOPRO」というマウスウォッシュも受付で販売しています。
抜歯した方は、ぜひ購入してみてくださいね!
歯についてのお困りごとは、お気軽に栗林歯科医院にご相談くださいね。
栗林歯科医院 歯科医師 監修