歯の表面のエナメル質にできる、黄色や白色の小さなしこりのことをエナメル真珠と言います。
一般的にエナメル真珠は、上顎と下顎だと、上顎の方が出現しやすいと言われています。
エナメル真珠が発生する率は、上顎・下顎どちらも親知らず(第三大臼歯)がもっとも高く、
・上顎では8.2%程度
・下顎では2.8%程度
と珍しいものです。
特に治療が必要な病気ではありませんが、歯の表面にでき、歯みがきがしにくくなるため、歯みがき不足になる可能性があります。
エナメル真珠は、放置しても自然に消えることはありませんので、歯科医院での治療が必要な場合もあります。
エナメル真珠に限らず、歯科医院での3ヶ月に1回の定期検診を受けることではじめて、健康な歯を維持することができます。
また、歯ブラシと一緒にフロスなどの歯科グッズを使用することで、歯の表面を清潔に保って、エナメル真珠があっても、歯の病気を予防することができます。
エナメル真珠が出来ていて、気になる歯がある場合は、お早めに歯科医院での相談をおすすめします。
お気軽にお声かけくださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修