当院は矯正を始める患者様に対して、2つの精密検査を実施しています。
今回は、その検査内容をご紹介します。
1.歯型を2セット取る
歯の模型を作成するために、上下の歯型を2回ずつ取ります。
2.噛み合わせ①のデータを取る
噛み合わせを調べるために、薄いシートを噛みます。
穴が大きく開く部分は噛み合わせが強く、穴が空いていない部分は噛み合わせが弱い状態です。
日常的に動かす様々な動きを行って、6パターン採取します。
3.噛み合わせ②③のデータを取る
厚さの違うワックスを温めた後に噛んで、2つのデータを取ります。
②上の歯をぎゅっと噛んだ時の噛み合わせ
こちらも、ぎゅっと噛んだ時に、穴が大きく開く部分は噛み合わせが強く、穴が空いていない部分は噛み合わせが弱い状態です。
③ぎゅっと噛まない時の噛み合わせ
噛まない状態の噛み合わせの状態もデータを取ります。
これを取る理由は、噛み合わせが悪い人がぎゅっと噛むと顎がずれるので、正確な顎の位置でデータを取る必要があるためです。
上顎のデータを取ったら、次に下顎側にワックスをつけます。
このワックスによってより精密に型を取ることができます。
正確な顎の位置は、顎を前後に動かした時にカクっとはまります。
4.噛み合わせ④のデータを取る
ブラックスチェッカーで、寝ている時の噛み合わせ(歯ぎしりをしているか)を調べます。
シートはお家に持って帰ってもらい、ご自宅で検査してもらいます。
5.フェイスボウで顎の位置を調べる
頭蓋骨に対して上下の顎がどこにあるのかを調べます。
矯正治療の前に、まずこのデータを採取します。
矯正治療にご興味がある方は、まずは一度、当院にご相談くださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修