今回は、マウスウォッシュは、効果があるのか、についてご紹介します。
結論:歯垢(プラーク)がつきにくくなり、お口の中がべたつかない
論文でも、マウスウォッシュを使用することで、歯垢(プラーク)の付着量が50%以上減ると報告されています。
しかしながら、むし歯の予防効果は不明です。
これは、むし歯の要因は「細菌」「食習慣」「唾液」「フッ素」「噛む力」など様々なものが絡んでいるため、歯垢(プラーク)の付着量を減らしただけでは、予防効果が不十分だからだと考えられます。
また、フッ素入りの歯みがき粉を使った後にマウスウォッシュを使うと、歯みがき粉で増えた唾液中のフッ素が洗い流されて、減ってしまうことも一因かもしれません。
ですがマウスウォッシュは、歯肉炎の予防に関しては、多少の効果があるようです。
それでも効果が20%程度と、十分とは言い切れないところがあり、やはり歯みがきを上手にできることが何より重要です。
虫歯になりにくい食習慣は、歯肉炎予防としておすすめですが、マウスウォッシュに関しては、あくまでも補助アイテムです。
マウスウォッシュが大活躍するのは、外科処置後など、歯みががきできない時です。
歯を磨けない状況でも、かなりプラークがつかなくなるので、感染予防が期待できます。
補助アイテムとして、使ってみてくださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修