今回はむし歯の予防方法についてご紹介します。
1.むし歯予防で必要なこと
2.歯医者でのむし歯の予防方法
3.お家でのむし歯の予防方法
1.むし歯予防で必要なこと
むし歯にならないためには、
1)原因の歯垢(プラーク)をきちんと取り除くこと
2)歯の質を強くすること
3)飲食(特に砂糖の摂り方)に注意すること
が大切です。
歯医者とお家で行う予防方法があります。
2.歯医者でのむし歯の予防方法
歯医者で行う、むし歯の予防方法については、原因の歯垢(プラーク)をきちんと取り除くために、歯科衛生士が行う「メインテナンス」があります。
染め出しでバイ菌が染まったところを中心に、処置をしていきます。
当院は、EMS社の「エアフロープロフィラキシスマスター」という機械を主に使用して、クリーニングを行います。
これまでの、歯垢(プラーク)・歯石を削り取るスケーリングから、
・超音波を使って歯石を取り除くピエゾン
・糖パウダーを歯に吹き付け、歯垢(プラーク)や細菌の塊を除去するエアフロー
という2つの機能をあわせ持つ機械にレベルアップしました。
この機械は、ほとんど痛みを感じることなくバイ菌を落とすことができるのが特徴です。
また歯の表面を傷つけることなく、しっかりとバイ菌を落とすことができるので、歯に対する負担も軽減することができます。
エアフローを使って歯の表面が綺麗になったら、歯と歯の間のバイ菌を除去していきます。
歯並びは1人1人違うので、フロスや歯間ブラシなど、患者さまお一人ひとりに合ったアイテムを使って除去します。
歯の質を強くすることの処置は、「フッ素塗布」があります。
使用する薬液が、フッ素濃度9,000ppmと高濃度なのが特徴です!
3.お家でのむし歯の予防方法
お家で行う、むし歯の予防方法については、原因の歯垢(プラーク)をきちんと取り除くために、歯ブラシや歯みがきグッズを使った歯みがきです!
歯の質を強くすることの処置は、「フッ素が入った歯みがき粉・洗口剤を使う」ことがあります。
ご自宅での歯みがき粉高濃度フッ素配合 1450ppmと書かれているもの使用がおすすめです。
当院では、大人の方にはCheck-Up standardをお子様には、Check-Up kodomoの歯磨き粉をおすすめしています。
この歯磨き粉には、Check-Up standardは1450ppm、Check-Up kodomoは950ppmのフッ化物が含まれているので、よりむし歯の予防効果が高いものです。
飲食(特に砂糖の摂り方)に注意することとして、ダラダラ食べる、という生活習慣を変えるだけでむし歯になりにくくなります。
歯科医院で行えるむし歯予防と、ご自宅で行えるむし歯予防を併用して、むし歯知らずの歯になりましょう!
栗林歯科医院 歯科医師 監修