今回は、マウスピース矯正(インビザライン)の装着時間が長い理由についてご紹介します。
マウスピース矯正(インビザライン)は、マウスピースを1日に20~22時間装着する必要があります。
長時間、装着しなければいけない理由は、ゆっくり弱い力をかけ続けて、歯を移動させることが必要だからです。
1つのマウスピースで行える歯の移動が0.25mm、4枚交換して歯の移動が1mm動くと言われています。
0.25mmの移動は1日で動くものではありません。毎日マウスピースを入れ続けることで、少しずつ動いていきます。
通常のワイヤー矯正は取り外す事が出来ないため、24時間の装着となるので、それよりも外すことができるという点では、インビザライン矯正の装着時間はむしろ短く済みます。
また、マウスピースのもう1つの役割として、歯の移動後はその場所に定着させ、元に戻らないようにしている、という別の役割もあります。
マウスピースは、取り外して洗ったり歯みがきができるので、お口の中を清潔に保ちやすくなります。
一見大変そうなマウスピース矯正(インビザライン)ですが、ワイヤー矯正よりむし歯・歯周病になりにくいというメリットもあります。
歯並び・噛み合わせによっては、マウスピース矯正(インビザライン)矯正のみではできない歯並びもあります。
歯科医師の診査診断が必要になるので、少しでも歯並び・噛み合わせが気になっている方は、お気軽にご相談くださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修