当院は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらも行っています。
今回は、マウスピース矯正のメリット・デメリットについてご紹介します。
1.インビザラインとは?
2.インビザラインのメリット
3.インビザラインのデメリット
4.インビザラインの矯正期間は?
1.インビザラインとは?
栗林歯科医院で行なっているマウスピース矯正は、Invisalign(インビザライン)です。
Invisalign(インビザライン)は、マウスピース型の矯正装置の中でも世界シェアNo.1の製品です。
2.インビザラインのメリット
インビザラインのメリットは下記の通りです。
1)透明で目立ちにくい
ワイヤー矯正も最近では、ブラケットと言われる歯につける部分が金属ではなく透明のものもあり、目立たなくはなってきていますが、ワイヤーやブラケットは厚さもあるので、多少の違和感や見た目の変化があります。
マウスピース矯正(インビザライン)はワイヤーやブラケットを一切使わず、マウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着することで、歯を移動させていきます。
インビザライン自体は透明で、アタッチメントという歯を動かすための突起も白いため、ワイヤー矯正よりも圧倒的に目立ちにくいです。
アタッチメントは、インビザラインの維持力が上がります。
(マウスピースの中で歯が滑ってしまうのを、防ぐ役割をします)
また、歯を移動させたり、回転させたり、歯ぐき側に動かしたり、歯を下方向へ下げたりなどの動きをするために、歯に必ず付ける必要があるものです。
装置を外した状態でも、このアタッチメントが若干、白っぽく見える程度です。
2)ゴールを可視化できる
クリンチェックという治療計画を作成し、患者様・医院側で一緒に矯正のゴールを可視化することができるので、終わりがイメージしやすいのも特徴です。
コンピューター上で、3Dシュミレーションされた治療計画を実際に見ることができます。
3)ワイヤー矯正よりむし歯や歯周病になりにくい
ワイヤー矯正とは違い取り外しができるので、歯磨きがしやすいのが特徴です。
ワイヤー矯正の場合、取り外しができないため、装置と装置の隙間に入り込んだ食べかすが、歯みがきでも取りにくいケースがあります。
そして、磨き残しが歯垢(プラーク)となり、それがむし歯や歯周病の原因になってしまうことも少なくありません。
また、インビザライン自体を外してお手入れもできるので衛生的です。
歯みがきやインビザラインのお手入れを適切に行うことで、ワイヤー矯正より、むし歯や歯肉炎になりにくいというメリットがあります。
4)金属アレルギーの方も矯正治療ができる
インビザラインはプラスチック製なので、金属アレルギーの方も矯正治療ができるのが特徴です。
5)比較的痛みが少ない
少しずつ歯を移動させていくので、ワイヤー矯正よりも比較的痛みが少ないのも特徴です。(新しいインビザラインの使い始めは痛みが出やすいです)
6)装着時の違和感が少ない
マウスピース矯正(インビザライン)の装置は厚さが1mm以下と薄いので、装着時の違和感や不快感がとても少ないです。
ワイヤー矯正のように凸凹が大きい装置だと、唇に装置が常に触れた状態で厚さもあるので、慣れるまでに時間がかかりますが、マウスピース矯正は歯を動かしている過程に感じる歯の違和感以外はほとんどありません。
7)ワイヤー矯正よりも費用が安い
当院の場合、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正(インビザライン)の方が費用が安いのもメリットです。
※歯の状態により、マウスピース矯正(インビザライン)のみが不可の場合もあります。
3.インビザラインのデメリット
インビザラインのデメリットは下記の通りです。
1)1日20〜22時間以上装着が必要
1日20〜22時間以上、インビザラインをつけ続ける必要があります。
食事の時以外は、常に装着しているイメージです。
装着し続けなければいけない理由は、装着していないと歯が動かないからです。
2)患者様の協力が不可欠
上記にも記載した通り、マウスピースを装着していないと歯は動きません。
そのため、インビザラインは取り外しができる分、外してしまう時間が長ければ長いほど、矯正治療が進まなくなってしまいます。
患者様にマウスピースを装着し続けていただき、その上で、医院と二人三脚で進むことが不可欠です。
※矯正期間は個人差があります。
3)マウスピース矯正(インビザライン)のみは不可な場合がある
歯並びや噛み合わせによって、マウスピース矯正単独では治療できない場合があります。
その場合は、まず、ワイヤー矯正を行う必要があります。
いかがでしたか?
マウスピース矯正(インビザライン)のメリットとデメリットを分かった上で矯正治療を行うと、スムーズに矯正治療が終わることができます。
当院では、矯正無料相談を行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修