矯正治療をうけようかお悩みの方の中で、実際矯正をしている人が周りにいなくて、なかなかリアルな声が聞けずに1歩を踏み出せないとお考えの方に向けて、矯正治療の本音をお伝えしたいと思います。 矯正治療は色々なお口のトラブル(見た目や顎関節症など)お悩みを解決してくれる、とても良い選択ですし、他にも様々なメリットがある治療方法の1つです。 しかしその反面、痛み、治療中の見た目、清掃不良などデメリットがあるのも確かです。 今回はそんな矯正治療のメリット、デメリットのリアルな声を伝えさせて頂きますので、ご自身で、イメージを膨らませてみてくださいね! 「そもそも矯正治療って子供がする治療じゃないの?」 確かに周りに矯正をしている人や、歯科関係の方でなければ、そう思っている方がいても不思議はないですね。 私も以前は矯正をしている方と接する機会がなかったですし、大人の矯正はイレギュラーで、主に 矯正治療=子供 という固定概念が多少なりともありました。 しかし、矯正治療は見た目たけでなく、噛み合わせ、虫歯、歯周病など様々なお口の問題にも結び付く事を知り、子供はもちろんですが、歯並びが悪い大人こそやるべきだし、矯正はやる気がなくては難しい所もあるので、年齢の事を気にするよりも、自分自身のやる気のある時が1番のタイミングだと思います。 私の場合も、「もう大人だしな」と思っていましたが、私のタイミングは今だ! そして、私が大人になってから矯正治療を行う事にした理由は3つあります。 歯並びの悪さは昔から気にはなっていましたが、思春期などに矯正装置を付ける事が嫌でしたし、やりたい(やった方が良い)という気持ちも多少ありましたが、実際あまり本気では考えていませんでした。 大人になってから行った歯医者さんでは、歯を抜かないと矯正は出来ないと言われた事もあり、大人になるにつれて矯正をする気持ちはなくなっていました。 でもある時、たまたま友人に横から撮られた写真があり見た時に、まず私の最初の感想は「私ってこんなに出っ歯だったんだ!」と自分の横顔を見て衝撃をうけました。 それも1つのきっかけとなり、再び歯並びが気になり始めました。 もう一つのきっかけとなった事は、海外旅行に行った時に外国の方は皆歯並びが綺麗だなと感じて調べてみたら、アメリカなどでは矯正をする事が当たり前の事で、50%程の人が矯正治療を経験しているそうです。 その出来事もあり、余計に自分の歯並びが気になって、矯正をしたいという気持ちが高まりました。 そんな時に、当院の矯正専門医の安香先生や栗林理事長に相談したところ、歯を抜かなくても矯正できるかもしれない。 と言われレントゲンの分析など色々と調べてもらい、矯正治療を始める事になりました。 元々私は矯正をするまで、開口と言って奥歯でしか噛んでいないような噛み合わせでした。 今改めて考えると以前の噛み合わせの時には、なんの不便も感じていませんでしたが、前歯でラーメンなど麺類をかみ切った事はありませんでした…。 上記でも書いている開口の影響で、私は中学生くらいの頃、朝起きた時に口が開かなかった経験が何度かあります。今かん考えれば典型的な顎関節症の症状ですね。 無理に開けようとすると痛みがあり、顎もガクガクしていましたが、時間が経つと治ってしまうので、当時の私は子供だった事もあり、顎関節症を理解していなかった為、あまり気にとめていませんでした。 上記の3つの理由から矯正をする決断をしました。 大人になってからの矯正は周りの人の反応や、仕事、結婚など踏み切るまでに、他にも悩みの種がいくつもある人が多いですよね。 それでも矯正治療はしたて良かった!した方が良い!と今は思っています。 奥歯左右2本ずつでしか噛んでいませんでした。 矯正治療と聞くと、まず歯の全体に装置が付く事を想像されてる方が多いですよね。 私の場合は上記で紹介している通り開口といって、元々前歯が噛み合ってなかったので、最初は前歯には装置を付けずに、矯正治療をスタートしました。 矯正器具を付けたばかりの頃は、歯を動かす途中段階で歯を触ると少し揺れるので、ビックリした事を覚えています。 歯が多少揺れるのは、歯を並べる上で皆経験する事なので、心配されなくて大丈夫ですよ! 私の場合は上顎を広げる装置を入れる事により、並びきらない上顎に隙間を作り、親不知以外の歯を抜歯する事なく矯正治療をスタートする事ができました。 この装置を入れた時は、まず最初の感想は「話しにくい!」 装置をお見せすると、やっぱり皆さんとても不安を感じると思います。 個人差はありますが、ほとんどの方が慣れてくるので、安心してくださいね。 今までピッタリと並んでいた歯間部に、隙間ができてくるので、ビックリしましたが、一度隙間を作ってから、歯が並んでいきました。 前歯に装置がやっと付き、これで一番気になっていた前歯が並んでくると思うと、楽しみでワクワクしました。 上顎がしっかり広がったので、上顎に入れている装置が一回り小さくなりますので、ハイブリットハイラックスと比べでとても喋りやすくなると思います。 Meaw(ミャウ)といって、複雑なワイヤーを使う事によって、歯を三次元的に動かす事が可能になります。 とても有効な装置なのですが、欠点が一つ。 「食べ物が挟まる」 普通の装置でも勿論食べ物が引っかかりやすくて大変なのですが、Meawは更に食べ物が いつも以上に、丁寧なブラッシングが必要になります。 Meawを入れた甲斐あり、上顎のアーチが綺麗になってきました。 まだ噛み合っていない箇所もあるので、ゴムを使って微調整中です。 このような段階を経て、現在に至ります。 まだ矯正治療が終わったわけではないのですが、今まで色々な矯正治療を経験してきて、上記にもありますが、痛みを伴ったり、不便な事も多々乗り越えて今にたどり着いているので、今は矯正を始めて本当に良かったと思っています。 途中段階で、自分のブラッシングに不安があると、虫歯になっていないかとても心配になる時があるのですが、定期的にフッ素塗付も行い、虫歯チェック、クリーニングもしっかりしてくれるので、不安な事はいつでも相談できます。 もう遅いのではじゃないかと思っている方も、これからまだ長い人生、数十年の中の数年、矯正治療をする価値は十分にあると思います。 ただ大人の場合は、歯周病や骨の状態などで矯正治療ができない可能性もあります。 もし矯正治療に少しでも興味がありましたら、一度栗林歯科医院で、相談してみてはいかがでしょうか。途中経過
大人になってから矯正治療を始めたきっかけ
とたまに聞かれる事があります。
全く遅い事はない!という風に考え方を変えて矯正を始める事にしました。1. 見た目
横から見ると出っ歯が目立つので、写真を横から撮られないようにしていました(笑)
今となっては気づかせてくれた友人に感謝ですね2. 噛み合わせ
※開口症例
その為、奥歯に虫歯が集中したり、奥歯でしか噛んでない事により多くの負担がかかり、虫歯がない歯だったにもかかわらず、奥歯にヒビが入ってしまった事がありました。
当時は開口という言葉すら知らなかったので、自分の噛み合わせのせいで、歯にヒビが入った事は知りませんでした。
友人に話すとビックリされます!3. 顎関節症
今に至るまでの治療の順を追って紹介させて頂きます。矯正を始める前
途中経過1 ~約3ヶ月後~
途中経過2 ~約6ヶ月後~
※ハイブリッドハイラックス(使用期間約8ヶ月)
そしてとても違和感があり、「この装置慣れる事あるのかな!?」と不安が大きかったのですが、1ヶ月程経った頃から徐々に慣れてきました。途中経過3 ~約1年半後~
※TPA途中経過4 ~約1年9ヶ月後~
挟まりやすくて、歯ブラシが大変なんです。途中経過5 ~約2年後~
奥歯はまだ微調整があるので、奥歯はまだMeaw継続中です。現在 約2年半経過
矯正治療ってこんな感じ
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