親知らず
親知らず

親知らずを抜く基準は、むし歯・歯周病・噛み合わせに問題を起こす場合です。
緊急性を要する場合はその場で抜歯します。緊急性を要さない場合は、後日抜歯します。(腫れる可能性があるので、近日中の予定に関わるため)
親知らずを抜歯するには技術が必要です。抜歯にはリスク(血が止まらなくなる、痛みが伴う、腫れが伴う)があります。
当院では、知識と技術を兼ね備えたDr全員が抜歯を行うことができます。
親知らず抜歯の流れ
- STEP1
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麻酔
親知らずの抜歯の最初のステップは、表面麻酔や細い針を使い、極力痛みの少ない麻酔を行います。
- STEP2
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歯茎の切開
親知らずの該当箇所を歯科口腔外科専用のメスを使って、歯茎を切り開きます。
- STEP3
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歯や骨の形を整える
歯や骨の形を整える作業として、腫れになるべく影響しないように、必要最低限の歯や骨を削ります。
- STEP4
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抜歯
親知らずの該当箇所を、歯科口腔外科専用の器具で、丁寧に歯を抜き取ります。
- STEP5
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縫合
切開した歯茎をきれいに縫い合わせます。※翌日の消毒と、1週間後の抜糸が必要です。
STEP1 麻酔

STEP2 歯茎の切開

STEP3 歯や骨の形を整える

STEP4 抜歯

STEP5 縫合
※翌日の消毒と、1週間後の抜糸が必要です。

起こりうる偶発症と危険について
上顎智歯抜歯
上顎の智歯(親知らず)は上顎洞(副鼻腔)に近接していることがあり、抜歯の際に、上顎洞と口腔がつながることがあります。 そのため、血液・水・空気などが鼻にもれたり、上顎洞に炎症(鼻閉感など)が起こることがあります。鼻腔につながった穴が小さく、炎症を起こさなければ穴は自然に塞がります。抜歯後、数日経っても鼻から水が漏れる、鼻が詰まるなどの症状が続く場合はご連絡ください。
下顎智歯抜歯
抜歯後に腫れ、痛み、口が開けにくい、のどが痛いなどの症状がしばらく続くことがあります。また、下顎の骨の中には血管、神経が通っており、智歯(親知らず)はこれら神経や血管、舌の神経に近接している事があるため、術後に下唇や舌の知覚異常を起こす可能性があります。知覚異常は通常、一時的なものですが、もし何週間も症状が改善されない場合はご連絡ください。同様に、腫れた箇所にあざができたり、触るとプチプチと音がする事がありますが、このような症状も2週間程様子をみてもおさまらない場合はご連絡ください。