A.本当です。詳しくは下記でご紹介します。
1.むし歯とは?
2.むし歯ができやすいところ
3.むし歯になりやすい人
1.むし歯とは?
むし歯は、世界で最も多い病気です。
その中でも、高齢者のむし歯がとても増えています。
むし歯は、ばい菌がエサとなる糖を食べた時に出す酸が原因で起こります。
私たちのお口の中に唾液がありますが、唾液は酸を中性に近づけたり、初期のむし歯になりかけている歯を修復する力があります。
ばい菌は、歯の溝や、歯と歯の間にもいるため、歯みがきだけでは100%取り除くことは難しいです。
そのため、歯みがきだけでなく、3ヶ月に1回歯医者さんに通ったり、普段の食生活でダラダラ糖の入ったものを摂取しないことが大切です。
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2.むし歯ができやすいところ
むし歯ができやすいところは、一般的には、ばい菌がつきやすいところと、取りにくいところです。
若年層の人だと、
・奥歯の溝やしわ、凹みがあるところ
・歯の根元付近
・歯と歯の間
がむし歯になりやすいです。
特に、乳歯や歯が生え変わって間もない状態はエナメル質が薄く柔らかいため、むし歯が進行しやすいという特徴があります。
成人・高齢者の方だと、治療した部分の再発のむし歯が多く、
・むし歯治療をした部分の歯と詰め物の境界付近
がむし歯になりやすいです。
また、加齢と共に、歯ぐきが少しずつ減ってくると、歯の根っこが出てきやすくなりますが、歯の根っこ部分(象牙質)は、歯の表面のエナメル質より酸に溶けやすいので、より注意が必要です。
また、年齢別で歯を失っているデータを見てみると60代後半では、6本以上の歯を失っているそうです。
サンスター BUTLER
(出典:平成28年歯科疾患実態調査)
3.むし歯になりやすい人
むし歯になりやすい人は、
・ばい菌がお口にいて取り切れていない人
・ダラダラ食べをしてしまう食生活の人
・唾液の分泌量が少ない人
がなりやすいです。
理由は、むし歯の菌が活発に活動しやすいお口の環境になっているからです。
お口の中で糖をエサにしたばい菌が酸を出し、それがやがてむし歯になりますが、お口にばい菌がたくさんいることと、エサの糖がお口にいる生活習慣があると、ばい菌が元気に活動し、歯が溶け続ける環境になってしまいます。
また、唾液は、お口の中のばい菌を洗い流したり、お口を中性に戻したり、溶けた部分の歯の成分を再び歯に戻す働きがありますが、唾液量が少ないと、むし歯ができやすく、その進行がとても早いというのが一般的です。
全身疾患や薬の作用などで唾液量が少ない場合も、同じく注意が必要です。
むし歯になりやすい状態の方は、まず少しずつ生活習慣を変えてみましょう。
歯のことを正しく知って、生涯ご自身の歯が健康で過ごせるようにしていきましょう!
お困りごとはお気軽に栗林歯科医院にご相談くださいね。
栗林歯科医院 歯科医師 監修