当院は矯正を始める患者様に対して、2つの精密検査を実施しています。
今回は、その検査内容②をご紹介します。
一般的に、矯正治療前の検査は、
・口腔内の写真撮影
・セファロ分析(レントゲン写真から分析)
・歯の模型を作成
という3つを調べますが、上記は止まった(2次元)データです。
ですが、当院のデータは、上記にプラスして
・キャディアックス検査
を行い、どのように顎が動いているのかも調べ、より健康で理想的な歯並び・噛み合わせにしていきます。
キャディアックスは、下顎の動きに連動するので、口の開閉や、左右に顎を動かし、グラフや動画で解析することができます。
1.装置装着(クラッチ)
キャディアックスの装置をつなぐための土台(クラッチ)を作ります。
ピッタリハマることを確認し、接着剤でしっかり固定します。
2.装置装着(キャディアックス)
ペンで目印をつけ、下の前歯に先ほどつけた土台(クラッチ)と検査機器を取り付けて固定します。
装置は下顎の動きに連動するので、データを取ることができます。
様々な顎の動きを調べていきます。
顎の動きが正常な人は、左右対称のデータになります。
一方、顎関節症があると顎の動きが制限されたりするため、データでガクッとなる様子が見られます。
左右のデータが非対称だと、顎に負担がかかったり、歯にヒビが入る原因になります。
これをいろいろな顎の動きで調べていきます。
3.レントゲン撮影
左右の耳と、鼻横の3ヶ所に骨の位置を分析しやすくするために、鉛の目印をつけます。
その後、2の機械を外し、レントゲン撮影を行います。
鉛をつけることで、レントゲンでもしっかりと位置を見ることができます。
4.セファロ分析
撮影したレントゲン写真から、骨格の診断を行います。
ここで顔の骨格のタイプや、骨的に正常・出っ歯・受け口などを分析します。
顎が痛い、矯正を考えているなどのお悩みがある方は、お気軽に当院にご連絡くださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修