矯正治療ではワイヤーやマウスピースなど、矯正装置をつけて歯を動かしていきますが、なぜ歯が動くのか気になったことはありませんか?
矯正治療は、「骨を溶かす細胞」と「骨を作る細胞」の働きによって、歯が動いていきます。
歯と顎の骨の間には「歯根膜」という薄い膜があり、矯正装置によりはに力が加わると、歯根膜が動く方向によって伸び縮みします。
伸び縮みした歯根膜は2つの動きをします。
①縮んだ歯根膜
縮んだ歯根膜は、元の厚さに伸びようとして、「骨を溶かす細胞」が活発になります。
②伸びた歯根膜
伸びた歯根膜は、元の厚さに縮もうとして「骨をつくる細胞」が活発になります。
このような、働きによって歯根膜が元の厚さに戻り、骨が溶ける・骨を作るを繰り返すことで
歯が動いていきます。
歯や歯の周囲の骨に負担をかけずにスムーズに動かすためには、3〜4週間に1度のペースで治療を行うことが大切です。
矯正中の方は忘れずにご来院くださいね!
栗林歯科医院 歯科医師 監修