【体験談】大人になってから矯正始めました!

今回は、矯正治療をしようかお悩みの方が多い中で、実際矯正をしている人が周りにいなくて、なかなかリアルな声が聞けずに1歩を踏み出せないとお考えの方に向けて、矯正治療の本音をお伝えしたいと思います。

矯正治療は色々なお口のトラブル(見た目や顎関節症など)お悩みを解決してくれる、とても良い選択なのと、他にも様々なメリットがある治療方法の1つです。

しかしその反面、痛み・治療中の見た目・清掃不良などデメリットがあるのも確かです。
今回はそんな矯正治療のメリット、デメリットのリアルな声を伝えさせていただきますので、ご自身で、イメージを膨らませてみてくださいね!

1.大人になってから矯正治療を始めたきっかけ
2.治療経過【矯正を始める前】
3.治療経過【矯正を始めて約3ヶ月後】
4.治療経過【矯正を始めて約6ヶ月後】
5.治療経過【矯正を始めて約1年半後】
6.治療経過【矯正を始めて約1年9ヶ月後】
7.治療経過【矯正を始めて約2年後】
8.治療経過【矯正を始めて約2年半後(現在)】

1.大人になってから矯正治療を始めたきっかけ

「そもそも矯正治療って子供がする治療じゃないの?」とたまに聞かれる事があります。
周りに矯正をしている人や、歯科関係の方でなければ、そう思っている方がいても不思議はないですね。
私も以前は、矯正をしている方と接する機会がなかったですし、大人の矯正はイレギュラーで、主に矯正治療=お子さんの治療、という固定概念が多少なりともありました。

しかし、矯正治療は見た目たけでなく、噛み合わせ、虫歯、歯周病など様々なお口の問題にも結び付く事を知り、子供はもちろんですが、歯並びが悪い大人こそやるべきで、矯正はやる気がなくては難しい部分もあるので、年齢を気にするよりも、自分自身のやる気のある時が一番良いタイミングだと思います。

私の場合も、「もう大人だしなー」と思っていましたが、私のタイミングは今だ!全く遅い事はない!という風に考え方を変え、矯正を始める事にしました。
そして、私が大人になってから矯正治療を行う事にした理由は4つあります。

①見た目が気になる

歯並びの悪さは昔から気にはなっていましたが、思春期などに矯正装置を付ける事が嫌でしたし、やりたい(やった方が良い)という気持ちも多少ありましたが、実際あまり本気では考えていませんでした。
大人になってから行った歯医者さんでは、歯を抜かないと矯正は出来ないと言われた事もあり、大人になるにつれて矯正をしたいという気持ちはなくなっていました。

でもある時、たまたま友人に横から撮られた写真があり見た時に、まず私の最初の感想は「私ってこんなに出っ歯だったんだ!」と自分の横顔を見て衝撃をうけました。
それも1つのきっかけとなり、再び歯並びが気になり始めました。
横から見ると出っ歯が目立つので、写真を横から撮られないようにしていました(笑)
今となっては気づかせてくれた友人に感謝ですね。

②海外の方の歯並びが綺麗だったこと

海外旅行に行った時に、外国の方は皆歯並びが綺麗だなと感じて調べてみたら、アメリカなどでは矯正をする事が当たり前の事で、50%程の人が矯正治療を経験しているそうです。
その出来事もあり、余計に自分の歯並びが気になって、矯正をしたいという気持ちが高まりました。
そんな時に、当院の矯正専門医の安香先生や栗林理事長に相談したところ、歯を抜かなくても矯正できるかもしれない。
と言われ、レントゲンの分析など色々と調べてもらい、矯正治療を始める事になりました。

③噛み合わせが気になる

元々私は矯正をするまで、開口と言って、奥歯でしか噛んでいないような噛み合わせでした。
そのため、奥歯にむし歯が集中したり、奥歯でしか噛んでないことで、奥歯に多くの負担がかかり、むし歯がない歯だったにもかかわらず、奥歯にヒビが入ってしまった事がありました。
当時は開口という言葉すら知らなかったので、自分の噛み合わせのせいで、歯にヒビが入った事は知りませんでした。

今改めて考えると、以前の噛み合わせの時には、何の不便も感じていませんでしたが、前歯でラーメンなど麺類をかみ切った事はありませんでした。
友人に話すとビックリされます!

④顎関節症が発生

上記にもある開口の影響で、私は中学生くらいの頃、朝起きた時に口が開かなかった経験が何度かあります。今考えれば典型的な顎関節症の症状ですね。

無理に開けようとすると痛みがあり、顎もガクガクしていましたが、時間が経つと治ってしまうので、当時の私は子供だった事もあり、顎関節症を理解していなかったため、あまり気にとめていませんでした。

上記の4つの理由から矯正をする決断をしました。

2.治療経過【矯正を始める前】

大人になってからの矯正は周りの人の反応や、仕事、結婚など踏み切るまでに、他にも悩みの種がいくつもある人が多いですよね。
それでも矯正治療はして良かった!した方が良い!と今は思っています。
今に至るまでの治療の順を追って紹介します。

矯正を始める前は、奥歯左右2本ずつでしか噛んでいませんでした。

3.治療経過【矯正を始めて約3ヶ月後】

矯正治療と聞くと、まず歯の全体に装置が付く事を想像されてる方が多いですよね。
私の場合は上記でご紹介している通り開口といって、元々前歯が噛み合ってなかったので、最初は前歯には装置を付けずに、矯正治療をスタートしました。

矯正器具を付けたばかりの頃は、歯を動かす途中段階で歯を触ると少し揺れるので、ビックリした事を覚えています。
歯が多少揺れるのは、歯を並べる上でみんな経験する事なので、心配されなくて大丈夫ですよ!

4.治療経過【矯正を始めて約6ヶ月後】

私の場合は、上顎を広げる装置(ハイブリッドハイラックス)を8ヶ月間入れる事により、並びきらない上顎に隙間を作り、親知らず以外の歯を抜歯する事なく、矯正治療をスタートする事ができました。

この装置を入れた時は、まず最初の感想は「話しにくい!」
そしてとても違和感があり、「この装置慣れる事あるのかな!?」と不安が大きかったのですが、1ヶ月程経った頃から徐々に慣れてきました。

装置をお見せすると、やっぱり皆さんとても不安を感じると思います。
個人差はありますが、ほとんどの方が慣れてくるので、安心してくださいね。
今までピッタリと並んでいた歯間部に、隙間ができてくるので、ビックリしましたが、一度隙間を作ってから、徐々に歯が並んでいきました。

5.治療経過【矯正を始めて約1年半後】

前歯に装置がやっと付き、これで一番気になっていた前歯が並んでくると思うと、楽しみでワクワクしました。

上顎がしっかり広がったので、上顎に入れている装置が一回り小さくなりました。
ハイブリットハイラックスと比べてとても喋りやすくなりました。

6.治療経過【矯正を始めて約1年9ヶ月後】

MEAW(ミャウ)といって、複雑なワイヤーを使う事によって、歯を三次元的に動かす事が可能になります。
とても有効な装置なのですが、欠点が一つ。
「食べ物が挟まる」

普通の装置でも勿論食べ物が引っかかりやすくて大変なのですが、Meawは更に食べ物が
挟まりやすくて、歯ブラシが大変なんです。
いつも以上に、丁寧なブラッシングが必要になります。

7.治療経過【矯正を始めて約2年後】

MEAWを入れた甲斐があり、上顎のアーチが綺麗になってきました。
奥歯はまだ微調整があるので、奥歯はまだMEAW継続中です。

8.治療経過【矯正を始めて約2年半後(現在)】

まだ噛み合っていない箇所もあるので、ゴムを使って微調整中です。
このような段階を経て、現在に至ります。

まだ矯正治療が終わったわけではないのですが、今まで色々な矯正治療を経験してきて、痛みを伴ったり、不便な事も多々乗り越えて今に辿り着いているので、今は矯正を始めて本当に良かったと思っています。

途中段階で、自分のブラッシングに不安があると、むし歯になっていないかとても心配になる時があるのですが、定期的にフッ素塗布も行い、むし歯チェック、クリーニングもしっかりしてくれるので、不安な事はいつでも相談できます。

もう遅いのではじゃないかと思っている方も、これからまだ長い人生、数十年の中の数年、矯正治療をする価値は十分にあると思います。

ただ大人の場合は、歯周病や骨の状態などで矯正治療ができない可能性もあります。
もし矯正治療に少しでも興味がありましたら、栗林歯科医院に、お気軽にご相談くださいね!

栗林歯科医院 歯科衛生士 監修

浦安(千葉)で
予約する
丸の内(東京)で
予約する
国東(大分)で
予約する

最近の記事

  1. Q.歯並び矯正を最速で進めたかったら歯医者に通えば良い?

  2. Q.さつまいもを食べるとどんな効果がある?

  3. Q.乳歯のむし歯は、いずれ抜けるから放っておいても大丈夫?

アーカイブ
TOP