Q.矯正治療は何歳から始められますか?
小児矯正を始める時期の見極めは、歯並びで決まります。
受け口(反対咬合)・出っ歯(上顎前突)の場合は、骨が柔らかい時期の治療開始が望ましいため、3歳から治療を開始する事が可能です。
受け口(反対咬合)
出っ歯(上顎前突)
その場合、矯正治療でイメージされるブラケット(固定式装置)という歯1つ1つにつける装置は使わず、成長段階で顎のバランスを整える(ムーシールドなど)取り外し式の装置を使い治療していきます。
ムーシールド使用例:起きている時に、1日2時間以上使用し、就寝時も装着する。
しかし、矯正治療はご両親や先生だけでなく、何より本人の協力が不可欠です。
装置を口に入れておく事ができなければ、どんなに優れた装置も、何の役割も果たしません。
本人が嫌がって装置を着けなければ治療は進まないので、一概に始めた方が良い年齢と開始時期は、同時期になるとは限りません。
栗林歯科医院 歯科衛生士 監修