自分に合った歯ブラシの選び方4種!

今回は、自分に合った歯ブラシの選び方4種類について、ご説明したいと思います。

先日、とある患者さんが「コロナの影響で家にいる時間が長くなったので、歯磨きの時間が増えました!」とおっしゃっていました。
実際、お口の中は以前より綺麗になっていて、とても嬉しかったです!

歯みがきは時間をかければ綺麗に磨くことが出来るのですが、どの歯ブラシを使うかによっても磨きやすさは結構変わります!
それと、人により、おすすめなものも変わってくるので、ぜひご自身に合った歯ブラシを見つけてみてくださいね!

1.毛のかたさを選ぶ
2.毛先の種類を選ぶ
3.ブラシの大きさを選ぶ
4.電動歯ブラシを使用する

1.毛のかたさ

毛のかたさは、かため、ふつう、やわらかい3種類があります。
当院では、歯と歯茎が健康な方は、ふつう、歯茎から血が出る・歯茎に傷がある・最近歯茎が痩せて歯が長くなった方は、やわらかいをおすすめしています。

バイ菌を除去するためには、ある程度のブラシのかたさが必要になりますが、あまり硬すぎると歯と歯茎を傷つけてしまうリスクがあります。

ふつうの歯ブラシは、正しい力でブラッシングすれば歯茎を傷をつけることなく、かつバイ菌も除去しやすくなります。

やわらかい歯ブラシは、毛が寝やすいのでバイ菌は除去しにくいですが、歯茎に対して優しく歯みがきができるので、炎症がある方は炎症が落ち着くまで、長年のブラッシング・加齢により、歯と歯茎がよりデリケートになった方は、やわらかいものをおすすめします。

大人の歯のトラブルについてはこちら

2.毛先の種類

歯ブラシの毛先は大きく分けて4つの形があります。
当院ではフラット毛、ラウンド毛の形状をしている、お子様用はDr.Bee、大人用はTepeをおすすめしています!

Tepeはブラシの毛先部分(ヘッド)が台形なのが特徴です。
おすすめな理由は、フラット毛、ラウンド毛、歯面にブラシが当たる面積が広く、汚れも落ちやすいからです。
また、台形で先端が細めなので、奥歯にも届きやすいというメリットがあります。

通常通り歯ブラシをしていても、歯並びによっては当たらないところが出てきてしまったりする場合があります。
その場合は、歯間ブラシやタフトブラシといった歯磨きグッズを併用することもおすすめします。

3.ブラシの大きさ

歯ブラシの毛先部分(ヘッド)が小さく薄いものをおすすめしています。
理由は、小さいヘッドの方が小回りが効くからです。
歯の表面だけなく、凸凹した歯並びの部分も磨くことができ、奥歯へのアプローチもしやすいです。
さらに小刻みに動かして磨くことで、歯と歯の間へもしっかりブラシが届き、よりバイ菌を落とすことができます。

4.電動歯ブラシを使用する

時々、患者様からも「電動歯ブラシと普通の歯ブラシはどちらがいいの?」と、聞かれる事があります。
どちらでも良いですが、特に、下記の方には電動歯ブラシがおすすめです!

ー電動歯ブラシが向いている方ー
・妊婦でつわりのある方
・歯を磨く時間をとにかく短くしたい方
・不器用な方
・歯並びが悪く、歯が磨きにくい方
・ついゴシゴシ強く磨いてしまう癖がある方
・着色がつきやすい方

電動歯ブラシの大きなメリットとして、歯磨きのテクニックがそこまで必要ないことが挙げられます。

電動ブラシは歯ブラシ自体が動いているので、歯に当ててさえいればバイ菌を除去できるので、歯みがきの時間を短縮することができます。
電動歯ブラシは、振動の回数によって超音波、音波、振動の3種類に分かれ、また動き方によって回転式、振動式の2種類に分かれます。

当院では、電動歯ブラシは音波式のCURAPROXをおすすめしています。

CURAPROXは、1分間に22,000~42,000回の音波振動がバイ菌を落として、ツルツルの歯にしてくれます。
※CURAPROXは、歯科医院でしか販売していない商品となっているので、気になった方は当院スタッフにお気軽にお声掛けくださいね!

当院では、歯科衛生士のメインテナンス時に、具体的な歯みがき指導や歯磨き粉・歯ブラシはどう使ったらいいかなどの質問にもお答えしています。

歯ブラシを替えるだけでバイ菌の落ち方も変わるので、歯ブラシ選びに困っている方がいらっしゃいましたら、いつでもご相談ください!

栗林歯科医院 歯科衛生士 監修

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