【歯医者に質問】
子供の歯みがきの仕方を教えてください。
【歯科衛生士からの回答】
まず、離乳食が開始する頃の歯みがきの仕方についてです!
離乳食が始まったら、歯ブラシではなく清潔な湿らせたガーゼを使って、お口の中を触られることに慣れるためにも離乳食後にケアを行ってください。
ガーゼを指に巻き、お口の中を歯だけでなく歯茎やほっぺの内側も拭くようにして優しく拭きます。
歯以外にも拭くことによってお口の中が清潔に保てるのと、歯茎などにものが当たることに慣れていると歯ブラシに切り替えやすくなります。
次に歯が生えてきて、お口の中を触られることに慣れてきたら、ガーゼから歯ブラシに切り替えます。
この時のポイントは、機嫌のいい時に短時間でささっと痛みを与えないように磨くことです。
特に磨いていただきたい部分は、
・歯と歯の間
・歯と歯茎の境目
・奥歯が生えてきたら噛む面の溝
の3つです!
この3つが虫歯になりやすい部分のため、気を付けていただきたいのですが、お子さんが嫌がっていた場合は、無理して磨かなくても大丈夫です。
また、歯磨きをする時に注意が必要な部分があります。
それは上唇小帯と呼ばれる上唇の裏側にある筋です。
この筋に歯ブラシが当たってしまうと痛みを感じやすかったり、筋を傷つけてしまいます。
上唇を指で少し持ち上げられると当たりにくいので、毛が当たらないように気をつけましょう!
そして、歯ブラシの交換は、1ヶ月に1回を目安に行ってください。
歯ブラシの毛が広がった状態で使用すると、赤ちゃんのお口の中はデリケートなので、粘膜や歯茎に当たると痛がったり傷の原因になってしまいます。
そして何より、歯ブラシは痛いものという認識になり、歯磨きを嫌がる原因の一つになってしまう可能性もあるので、毛の広がりには気をつけましょう。
歯ブラシの交換時期は1ヶ月ですが、1ヶ月経っていなくても毛が開いたら、その都度交換しましょう!