Q.グルテンは身体に悪いって本当?

A.人により、グルテンと相性が悪い人がいます。
詳しくは下記でご紹介します。

グルテンとは

グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質の1つです。
グルテンは、小麦アレルギーの原因物質で、パンや麺、ビールやケーキなどの洋菓子に多く含まれています。

相性が悪い場合に起こること

グルテンと相性が悪い人は、腹痛、下痢、倦怠感などの症状を引き起こすことがあります。
もし、このような症状がある方は、グルテンが含まれないグルテンフリーを選ぶと、症状が改善されることもあります。

グルテンのメリット

実は、グルテンフリーは非グルテンフリー(グルテンを含むもの)のものに比べて、栄養価が低くなってしまうことがあります。

また、グルテンフリーは栄養価が低いことと、その中でも特に食物繊維の含有量が少ないことから、グルテンフリーを食べると、下記の悪影響が起こることがあります。
・食後の血糖値が上がりやすくなる
・腸内では善玉菌が減り、悪玉菌が増える

上記のように、身体の中の腸内細菌叢に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、グルテンにより悪い症状が出ない方は、グルテンフリーを選ぶ必要はありません。

ちなみに、非グルテンフリーパンでも、ライ麦パンや全粒粉パンは血糖値が上がりにくいですが、ロールパンや食パンは血糖値が上がりやすいという特徴があります。
パンのみの食事ではなく、血糖値の急上昇を防ぐ働きのある野菜なども一緒に摂り、食事を楽しみましょう。

ご不明点は、お気軽にお声かけくださいね。

参考文献:小倉有子「過剰なグルテン除去が与える影響について」

栗林歯科医院 管理栄養士 監修

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