A.歯ぎしりは、悪いものとは限りません。
詳しくは、下記でご紹介します。
歯ぎしりの種類
歯ぎしりは、3種類あります。
①グラインディング
ギリギリ、上下の歯をこすり合わせる歯ぎしりです。
②クレンチング
歯を強く噛み締める歯ぎしりです。
③タッピング
カチカチ、上下の歯を連続的に噛み合わせる歯ぎしりです。
3種類の中でも音が出るグラインディング、タッピングは周りの人が気付きやすいですが、クレンチングは音がしないため、周りの人も本人も気付きにくいです。
一説によると、9割の人が歯ぎしりをしていると言われています。
歯ぎしりをする理由
私たちがストレスを感じた時には、無意識に歯ぎしりをして、ストレスを解消していると考えられています。
その他に、まだ研究中の部分もありますが、交感神経と副交感神経のバランスに、歯ぎしりが関係しているということも分かってきています。
そのため、かつては悪い習慣だと決めつけられていた歯ぎしりも、ストレス緩和作用があるなど、良い点もあります。
歯ぎしりの悪い点
歯ぎしりが良いものかというと、人によっては歯を割ってしまったり、ヒビが入ったりすることもあります。
それは、歯ぎしり自体が悪いのではなく、悪い歯ぎしりが良くないのです。
顎が痛い、家族から歯ぎしりを指摘される、などお困りごとがあったら、まずはお気軽にご相談くださいね。
参考:かみ合わせから治しなさい
(著者 青木聡/ 発行 株式会社アンノーンブックス)
栗林歯科医院 歯科医師 監修