A.本当です。詳しくは下記でご紹介します。
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して、骨折しやすい状態のことです。
特に、40歳以上の女性に多いと言われています。
骨粗しょう症の予防は年を取ってからでは遅いです。
若年層の時期に骨量を蓄積することが大切です。
骨量は20歳頃をピークに、40歳頃まで維持され、その後減少していきます。
若年層のうちに骨量を蓄えておくことで、加齢とともに骨量が減っても、骨粗しょう症のラインに到達しなかったり、到達を遅らせたりすることができます。
特に女性は閉経後女性ホルモンの減少により骨粗しょう症になりやすいので、意識しておく必要があります。
骨を作る仕組み
骨は、骨を作る骨芽細胞と、骨を壊す破骨細胞のバランスで成り立っています。
骨芽細胞の働きが強いと骨が増え、破骨細胞の働きが強いと、骨が脆くなります。
骨を作る栄養素として、主に3つあります。
①カルシウム
骨や歯の材料になります。
牛乳、乳製品、小魚などに含まれています。
②ビタミンC・ビタミンD
カルシウムの吸収を助けます。
カルシウムは、果物類、ピーマン、ブロッコリーなどに含まれています。
ビタミンDは、卵、きのこなどに含まれています。
③ビタミンK
カルシウムの、骨への取り込みを助けます。
ビタミンKは、納豆、ブロッコリーなどに含まれています。
食事以外で大事なこと
食事以外に、運動することも大切です。
運動で骨に負荷がかかることによって、骨芽細胞の働きが活性化し、骨を作る働きが強くなります。
階段の登り降りや、散歩をして、運動量を増やしましょう。
カルシウムは、日本人の食生活で不足しやすい栄養素なので特に意識してみてくださいね。
〈参考文献〉
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版
骨粗鬆症ホームページ
栗林歯科医院 管理栄養士 監修