Q.歯ぐきが黒ずむ原因は?

今回は、歯ぐきが黒ずむ原因について、ご紹介します。
歯ぐきが黒ずむ原因は、大きく分けて4つあります。

喫煙

喫煙により歯茎が黒ずむ原因としては、2つあります。

1つ目は、タバコに含まれるニコチンによりメラニン色素細胞が刺激され、メラニン色素が沈着することによる歯ぐきの黒ずみです。
喫煙歴が長いほど黒ずみは強くなり、受動喫煙(本人が喫煙していなくても)でも影響が出ることがあります。

2つ目は、ニコチン接種により毛細血管が収縮することによる黒ずみです。健康な歯ぐきは毛細血管の色が透けてピンク色見えています。しかし、タバコに含まれるニコチンは血管の収縮作用があるため、血流が悪くなり歯ぐきが黒ずんで見えるようになります。
 

被せものの金属の色が見えている(メタルマージン)

被せ物の一種として、金属のフレームを白い材料でコーティングしているものがあります。
年齢とともに歯ぐきが下がってくると、歯ぐきに隠れていたフレームが黒い線のように見えてくることがあります。もし被せ物の金属が見えているのが気になる場合は、被せ物のやりかえを行うことで黒ずみが改善します。

当院では、金属のフレームを使用していない被せ物を行っているので、将来歯ぐきが下がってきた場合でも黒ずみとして見えてくることはありません。
見た目が気になる場合は、お気軽にご相談ください。

金属の被せ物の色がうつっている(メタルタトゥー)

保険診療で使用されている金属は、常に唾液にさらされている口の中でサビていきます。
サビて溶け出した金属イオンが歯ぐきに沈着することをメタルタトゥーと言います。

これは歯ぐきに色素が沈着しているため、被せ物をやりかえしても色は変化しません。メタルタトゥーの改善の方法としては、薬剤によるもの、レーザー治療、歯ぐきの移植手術などがあります。
金属を含まない被せ物をすることで、メタルタトゥーは予防することができます。

歯周病

歯周病にかかると、歯ぐきが炎症を起こして赤黒く変色します。
また、歯周病の原因である歯ぐきの下に隠れた黒い歯石が透けることの歯ぐきの黒ずみの原因になります。

また、歯周病にかかると歯ぐきが下がるため、上記のメタルマージンを引き起こす原因にもなります。

歯ぐきの見た目は顔の印象にも関わります。
歯ぐきの黒ずみが気になっている方は一緒に原因を解決していきますので、お気軽にご相談ください。

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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