今回は、おはぎとぼた餅の違いをご紹介します。
1.おはぎとぼた餅の違い
2.お彼岸に食べる理由
1.おはぎとぼた餅の違い
おはぎとぼた餅は、基本的には同じです。
春にはぼた餅、秋にはおはぎと呼ぶことが多いですが、地域によって差があります。
おはぎもぼた餅も、もち米とうるち米を混ぜて炊いたご飯を餅にして、あんこで包んだ和菓子です。
ぼた餅は漢字で「牡丹餅」と書きます。
理由は、牡丹の花に見立てられているためで、お花の見た目の通り、大きく丸い形に作られることが多いです。
牡丹の花は春に咲くので、春に食べられるものをぼた餅と言います。
春分の日に食べるのも、ぼた餅です。
おはぎは漢字で「御萩」と書きます。
萩の花に見立てられていて、お花の形が長細いため、ぼた餅と比較すると俵形に作られることが多いです。
萩の花は秋に咲くので、秋・秋分の時期に食べるものをおはぎと言います。
近年は、全ておはぎと呼ぶことが多いそうです。
2.お彼岸に食べる理由
お彼岸の時期におはぎを食べる理由は、小豆の赤い色が魔除けの効果を持っていることや、昔は砂糖が高級品で、甘いものは貴重だったため、ご先祖様に感謝の意味を伝える意味があったから、だとされています。
ぜひ、旬の時期におはぎ・ぼた餅を食べてみてくださいね。
【参考文献】
■株式会社明治HP
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/japaneseculture/foodmeal/
■内閣府HP
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
栗林歯科医院 管理栄養士 監修