今回は、食事で冷え性を和らげる方法をご紹介します。
1.冷え性とは
2.冷え性が起こる理由
3.食事による冷え性改善のポイント
1.冷え性とは
冷え性とは、
・手足が冷たい
・入浴後もすぐ手足が冷える
・便秘や下痢になりやすい
などがあります。
全国20代〜60代の男女計1,000人を調べた調査データによると、男性は4割、女性は7割以上が冷え症になっていると言われています。
(参考:リンナイ株式会社 入浴科学者 早坂信哉先生監修「冷え性と入浴に関する意識調査」)
2.冷え性が起こる理由
血液循環が悪くなり、隅々まで血液が行き渡らなくなることで冷えが生じます。
ストレスや過度なダイエットなどが影響し、自律神経がうまく働かなくなることにより冷え性が起こることが多いとされています。
3.食事による冷え性改善のポイント
食事による冷え性改善のポイントは、「体を温める食材を取り入れること」です。
食材は、「温性」と「冷性」「中間のもの」に分類されます。
温性の食材を摂ることにより、血液の循環が良くなって体を温めてくれます。
さらに、一度冷えても体表温度が戻りやすくなります。
「温性の食材」は、しょうがやにんにく、唐辛子、もち米、鶏肉、黒砂糖、チーズや納豆、味噌などの発酵食品、紅茶、ココア、冬野菜などがあります。
「冷性の食材」は、小麦、そば、白砂糖、牛乳、豆腐、コーヒー、緑茶、夏野菜などがあります。
冷え性の対策として、冷性の食材を摂っていけないわけではありません。
冷性の食材には、鎮静作用という落ち着かせてくれる働きがあるため、野菜であれば温野菜やスープにするなど、加熱調理で温かい状態にして冷性の食材も取り入れるように工夫してみてくださいね。
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《参考文献》
からだによく効くごはん
永山久夫監修 株式会社池田書店発行
栗林歯科医院 管理栄養士 監修