みなさんは、食中毒はいつ起こるか知っていますか?
A.1年を通して食中毒は起こります。
食中毒は年間を通して発生しますが、時期によって原因が変わります。
梅雨の時期や夏(5月〜9月頃)は、気温と湿度が高いので、細菌が増殖しやすい環境となります。
そのため、細菌性の食中毒の発生件数も増加します。
冬(12月〜3月頃)は、気温と湿度が低い環境で感染力を高める、ノロウイルスなどのウイルス性の食中毒の発生が見られるようになります。
食中毒の主な症状は、腹痛・下痢・嘔吐です。
重症化してしまうと、神経障害や死に至ることもあるので、たかが食中毒、と軽く見てはいけません。
食中毒の予防方法の1つは、防腐作用や殺菌作用のある食品を一緒に食べることです。
1)しそ
しその香りの成分のひとつ「ペリルアルデヒド」には強い防腐作用があります。生もののつけ合わせにおすすめです。
2)わさび
わさびをすりおろしたときに発生する辛味成分「アリルイソチオシアネート」には強い抗菌作用があります。
防カビの効果も持っています。
原因はさまざまですが、食中毒は年間を通して発生します。
細菌やウイルスによる食中毒は、
①つけない
②増やさない
③やっつける
この3つに注意しながら、バイ菌をつけないために、日頃の手洗い・うがいをする習慣も身に付けることで、食中毒の予防へとつながります。
食中毒の予防を心がけて、美味しいご飯を食べましょう!
【参考文献】
食中毒は年間を通して発生しています(農林水産省)
からだによく効くごはん(監修:永山久夫 発行:大日本印刷株式会社)
栗林歯科医院 管理栄養士 監修