マウスピース矯正(インビザライン)中の飲食のルールって?

今回は、マウスピース矯正(インビザライン)中の飲食のルールについてご紹介します。

1.マウスピース装着中に飲食OKなもの
2.マウスピース装着中に飲食が制限される理由

1.マウスピース装着中に飲食OKなもの

マウスピース(インビザライン)を装着した状態では、お水だけ摂取してもOKです。
それ以外は、原則、飲食物はNGです。
理由は、2で詳しくご説明します。

2.マウスピース装着中に飲食が制限される理由

マウスピース(インビザライン)を装着した状態での食事は、おすすめしません。
理由は、下記の通りです。

1)むし歯・歯周病の原因になる

マウスピースをつけたまま飲食をすると、歯とマウスピースの間に食べかす・バイ菌が溜まり、それが長くそのままになってしまうことでバイ菌が繁殖し、むし歯・歯周病の原因になってしまいます。

2)マウスピース(インビザライン)が変形・破損する

人が日常的に食事で噛む力は、およそ男性で60㎏、女性で40㎏くらい、思いっきり噛み締めた時に70kgくらいだと言われています。

マウスピースは柔らかいプラスチックで作られています。
そのまま食事をしてしまうと、マウスピース部分も噛み締めてしまい、マウスピースの変形や破損の原因となってしまいます。
変形してしまうと、本来歯を動かしたい状態に動かなくなってしまったり、破損してしまっては、最悪の場合、再作成となってしまい、矯正期間を延ばしてしまう要因となりかねません。

3)口臭が発生する・マウスピース(インビザライン)が変色する

コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなどの色・臭いが強いものは、歯だけではなくマウスピース(インビザライン)にも色と臭いがついてしまい、マウスピースの変色や、口臭の原因にもなります。
1枚のマウスピースは、10日ほど使い続けなければいけないものです。

透明なマウスピースが変色してしまわないよう、しばらく装着し続けなけれないけないマウスピースに臭いが付かないよう、飲食は控えましょう。

上記の理由から、装着中に飲食をおすすめしていません。
お口の中を清潔に保って、快適なマウスピース矯正(インビザライン)を行いましょう!

栗林歯科医院 歯科医師 監修

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