1.従来の噛み合わせの治療
2.ウィーン大学で学んだ新しい分析方法
今回は、顎関節症と噛み合わせについて、ご紹介します!
1.従来の噛み合わせの治療
今まで、歯医者さんが患者さんの噛み合わせを治療する時に、「止まったデータ」を参考にしていました。
下記のような、口腔内写真やX線(レントゲン)の情報です。
口腔内写真
エックス線(レントゲン)
もちろん、このデータや記録が基本ではありますが、私たちの顎はしゃべったり、食べたり、食いしばったり、歯ぎしりしたり、常に動いています。
顎・噛み合わせにトラブルを抱えた患者さんは、その方ごとの噛み合わせのゴール設定が必要です。
その考え方が世界で一番優れているのが、ウィーン大学です。
僕は、2012年から通い留学で15回ぐらい通いましたが、とても勉強になりましたし、患者さんに対しての治療内容がガラリと変わりました。
2.ウィーン大学で学んだ新しい分析方法
ウィーン大学で学んだ新しい顎関節の分析方法です。
患者さんに30分程度、機械を装着し、顎の動きのデータをとります。
顎が動くと、リアルタイムでデータが記録されていきます。
ー調べる内容ー
・口を開ける、閉じる
・顎を左右に動かす
・顎を前後に動かす
という感じで、患者さんに動かしてもらいます。
そこで取られたデータをもとに、患者さんの動きに調和した最高の噛み合わせを解析します。
動きのない、止まったデータからの噛み合わせ情報は完璧ではありません。
この装置を使えば、噛み合わせを顎に調和させた噛み合わせにより近付けるので、おすすめです。
噛み合わせに悩みやある方や、顎関節症などの治療をしたい方はぜひ、相談ください!
栗林歯科医院 歯科医師 監修