今回のブログは顎関節症で悩んでる方に向けたお話を書かせていただきます。
皆さんは日常生活をしている中で、
・顎がカクカクする
・口が開きにくい
・咀嚼時、顎がパキパキ音がする
・あくびをすると顎が外れることがある
などの症状があったりしたことはありますか?
こんな症状が当てはまる方は顎関節症の可能性が高いです!
顎関節症が現れることが多いのは、一般的に出っ歯といわれる二級咬合の方です。
(上下6番目の歯を基準にして判断します)
私もその噛み合わせで、ここ数年間、顎関節症に悩んでいる1人でした。
これが私の口腔内の写真です。
奥歯で噛んだ時、上の歯が下の歯を覆い、下の歯が見えません。
そのため、前歯にかかるはずの負担が全部奥歯にいってしまうため、
歯にヒビが入ったり、顎が痛くなってしまうのです。
そのことを栗林理事長に相談した際、2つの治療法を提案されました。
1.矯正治療
2.スプリント療法
です。
私は2のスプリント療法を選択しました。
ここからはそのスプリント療法について私の写真、感想を交えながらお話をさせていただきます。
1.スプリント療法とは
スプリント療法とは自分専用のマウスピースを作成し、
顎の位置を正しい位置にすることによって、諸症状を改善していく方法です。
2.スプリント療法の流れ
①キャディアックス検査
現在の顎の位置と動き方、顎関節症状を確認していく検査です。
これは矯正を始める際にも行う検査です。
②筋触診
顎の位置が正しい位置にない場合、顎を支えている筋肉に支障をきたすため、
その筋肉が痛くなる場合があります。その筋肉の痛みの有無を確認する検査です。
スプリントを装着し、4分後→1日後→2日後→4日後…と日を追って筋触診を行い、
痛みのチェックを行います。
③印象
自分専用のマウスピースを作成するため、型取りを行います。
検査データをもとにスプリントを作成します。
基本的には下顎で作成します。
④完成
スプリントが完成しました。
昼夜問わず食事時以外は装着します。
素材も硬く少し厚みがあり、装着後は違和感が少しありますが、半日装着していると慣れてきます。
発音に関しても慣れないうちは話しにくい感じもありましたが、半日装着し、話をしていれば慣れてきて特に不便することもありませんでした。
透明で目立たないため、仕事中でも装着していました。
これが装着した写真です。スプリントを装着することによって見えていなかった下の歯が
見えるようになっています。これが理想の正しい噛み合わせの状態です。
④経過チェック
筋触診、顎関節症状のチェックを行います。
②でもお話ししたように、日にちを追って症状の有無を診ていきます。
表の(+)が書いてあるところが筋肉の痛みがあったところです。
4日後には痛みがあった部位も改善していきました。
起床時や食事時の違和感は軽減し、顎がカクカクする症状も徐々になくなっていきました。
顎関節症状がなくなることにより、今まで食事の時に感じていた小さなストレスがなくなるので、
毎日快適に過ごすことができています♩
同じように顎関節症でお悩みの方はぜひ一度歯科医師、歯科衛生士までご相談ください!
皆様一人一人に合った最適な治療方法をご提示させていただきます。
栗林歯科医院 歯科衛生士 監修