歯科衛生士勉強会(歯科医師合同)【9月16日】

【メンバー】

《歯科医師》

栗林研治理事長、津島克哉本院院長、窪田悠第2診療所院長、堀口紀、和田俊一郎、川野裕貴子、高山千穂、

金箱志桜都、大原裕太、星優生、神部賢

《歯科衛生士》

小野寺志穂、森明子、森さくら、阿久沢花帆、新岡みなみ

【内容】

エンドーペリオ病変について

宮下裕志先生

【感想】

今回の勉強会では7月に続き、宮下裕志先生をお迎えして、エンドーペリオ病変についてお話ししていただきました。

エンドーペリオ病変とは歯ぐきの炎症を起こす歯周炎と感染した歯の根が原因で引き起こされる根尖病変が似た病態像を示すこと。原因は歯周病のみの場合、歯の根のみの場合、両方の場合がありますが、診査・診断を誤ると難症例化する恐れのある病変です。

エンドーペリオ病変は歯科医師が診断するため、歯科衛生士の介入は少ないですが、歯科医師がどのような視点を持って診査・診断を行なっているのか、また歯科衛生士として何ができるか、講演後のセミナーレポートにて各々が考えました。

・エンドーペリオ病変を診査診断するためにレントゲンなどをとる以前に、問診を細かくすることが重要である

・エンドーペリオ病変の診査・診断にはプロービングが重要である。エンド由来なら歯周ポケットはおおよそ1ヶ所のみのポケット値が深く出るが、ペリオ由来なら歯周ポケットは全周にポケット値が深く出る。

・エンド由来の場合、デブライトメントをしてはいけない。基本的に染め出し、TBIを行い、縁上のみのプラークコントロールを良くしていく。

診査・診断をする際にはまず患者様のお話をよく聞くこと、それが診査・診断のエラーを防止することにつながることを学びました。

明日からの診療にいかして生かしていきます。

歯科衛生士勉強会担当:森 明子

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